ジョーゼフ・キャンベル

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生きるよすがとしての神話 角川ソフィア文庫

ジョーゼフ・キャンベル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044001872
ISBN 10 : 4044001871
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
464p;15

内容詳細

洋の東西を問わず、太古の時代より人間の生活は常に神話の語る真実と共にあった。だが科学の発達により古来の観念体系は崩壊し、文化や宗教は分離した。社会秩序と個人が重要視される今日、神話の果たす機能とは何なのか。身近な出来事から文学、精神医学、そして宇宙に至るまで、広範な例を挙げながら神話と共に豊かに生きる術を独自の発想で語る。多くの作家に影響を与えた神話学の巨人による、不朽の名著。

目次 : 科学は神話にどんな影響を及ぼしたか/ 人類の出現/ 儀式の重要性/ 東洋と西洋の分離/ 東洋宗教と西洋宗教の対立/ 東洋芸術のインスピレーション/ 禅/ 愛の神話/ 戦争の神話と平和の神話/ 統合失調症―内面世界への旅/ 月面歩行―宇宙への旅/ 結び―もはや境界線はない

【著者紹介】
ジョーゼフ・キャンベル : 1904年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学卒業後、パリ大学、ミュンヘン大学へ留学。このとき、キリスト教の自然征服の思想や排他性に強い疑問を抱き、それに代わるべきものをアメリカ・インディアンの神話や仏教思想のうちに見出す。帰国後、サラ・ローレンス大学でドイツ哲学、比較神話学などを教える。1987年没

飛田茂雄 : 1927年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、中央大学名誉教授。英米文学翻訳家。2002年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    この作者の「神話の力」は読んでいるのですが、この本は未読でこの分野の本としては楽しめました。神話というものが科学の発展とともに古代遺跡のような感じとなっているのですが、この本では神話の役割をもっと考えてもいいということでさまざまな国などの例を引いて論じられています。まあただ日本などの例は本当に調べたのか若干気にかかることはあるのですが。

  • nobi さん

    バタイユが敷衍して西洋が、宗教と理性の桎梏からのたうつように脱して到達した境地は、インドなら紀元前に自然に呼吸するようにあったのでは。そんな素朴な疑問に応えてくれる。神話を軸に宗教哲学心理学精神医学、インド極東中近東ヨーロッパ、原人から宇宙飛行まで縦横無尽。月面着陸した当時アメリカの前進志向と公開フォーラムの熱気も伝わってくる。例えば他の民は憐れむことなく滅ぼせという戦争神話の多さ。例えば個が抱え込む統合失調症と深い叡智が支えるシャーマンの心理過程の類似。現代をto live生きるよすがとして神話はある。

  • Koichiro Minematsu さん

    第10章 統合失調症ー内面世界への旅 知的あふれるキャンベル博士は非常に好みです。この章は特に考えさせられた。内面世界へ突入する過程をキャンベル博士は「航海」呼び、現代人が「正常」と考えている状態こそ「病気」なのだと警鐘を鳴らす。ドキッとさせられた。

  • Vakira さん

    SWサイドストーリーの「ローグ・ワン」が公開されている。たまたま本屋でジョージ・ルーカスの愛読書との帯を発見。手に取る。まず表紙の絵に惹きつけられる。月から地球を見た様な2001年的表紙。して神話?それより「よすが」って何?よりどころとか手がかりといった意味らしい。漢字では「縁因便」と書いて「よすが」と読むらしい。また一つお利口になりました。その分何か忘れているんだろう。神話とはギリシャ神話とかおとぎ話的なイメージが強かったのだが、本書ではユダヤ教、キリスト教、仏教など実際の宗教に登場する神の話。

  • かえる さん

    昔は「神」の存在が世界で信じられていた。「神」は実在するのか?いくつかの神話を紹介しながら人類の精神、意識(あるいは無意識)から天地、宇宙、動物、宗教、心理(ユング、フロイト)などと広範に渡って鋭い考察が繰り広げられる。エピソードが面白くて気がつけば読み終わっていたほどに夢中で読んだが(飛ばしたりした)、やや難しいし、消化しきれていないので繰り返し読むことになりそうだ。付箋を沢山貼ってしまうほどに知的好奇心は満たしてくれるが、安易に手を出すと、挫折する可能性があるように感じる。読む人を選ぶだろうなと思う。

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