ジョージ・オーウェル

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一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ 中公文庫

ジョージ・オーウェル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122069299
ISBN 10 : 4122069297
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「人間はぬくもりと、交際と、余暇と、慰安と、安全を必要とするのである」―自然に親しむ心を、困窮生活の悲哀を、暖炉の火やイギリス的な食べ物、失われゆく庶民的なことごとへの愛着を記して、作家の意外な素顔を映す上質の随筆集。文庫化に当たり「『動物農場』ウクライナ版への序文」を収録。

目次 : 1 食卓・住まい・スポーツ・自然(一杯のおいしい紅茶/ イギリス料理の弁護/ パブ「水月」 ほか)/ 2 ジュラ島便り(作家生活の苦しさ―A・S・F・ガウ宛ての手紙/ ジュラ島便り(1)シーリア・カーワン宛ての手紙/ ジュラ島便り(2)ジョージ・ウドコック宛ての手紙 ほか)/ 3 ユーモア・書物・書くこと(おかしくても、下品ではなく/ ノンセンスな詩/ 懐かしい流行歌 ほか)

【著者紹介】
ジョージ・オーウェル : 本名エリック・アーサー・ブレア。1903年インドに生まれ、イギリスで育つ。イートン校を卒業後、警察官としてビルマで勤務。33年からルポルタージュ『パリ・ロンドン放浪記』、小説『ビルマの日々』を発表。36年にはスペイン内乱の国際義勇軍に参加し、38年『カタロニア讃歌』を出版。第二次世界大戦中はBBC放送に勤務、『トリビューン』誌の編集主任を務めた。45年に小説『動物農場』がベストセラーとなる。46年に移り住んだスコットランドのジュラ島で未来小説『一九八四』を書き上げ、50年に肺結核のため死去

小野寺健 : 1931年生まれ。東京大学文学部英文学科卒業。同大学院修士課程修了。英文学者、翻訳家、横浜市立大学名誉教授。多数の翻訳を手がけるほか、著書もある。2018年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    「動物農場」「1984年」の作品や時評で有名なジョージ・オーウェルのエッセイ集です。この作者にしては珍しいものだと感じました。食べ物やビールあるいは紅茶などについての話や編集者秘書に対しての手紙などが書かれています。特に食べものはイギリス人の愛国心が現れているような感じで笑ってしまいました。オーウェルにこのようなエッセイがあるとは思いませんでした。肩の力が抜けていますね。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    鋭い社会風刺を得意としたジャーナリスト・作家のジョージ・オーウェル氏。しかし、エッセイはユーモラス且つ親しい人々への優しい眼差しに満ちています。特に濃い紅茶へ作る事への強いこだわりについての語りは熱い!読書家さんには読書のコスパの良さを説いたエッセーが一番、面白く、読めるでしょう。それでも本が高いとぼやくのが本好きあるあるで可笑しい。ジュラ島への書簡は彼の愛情深さと紅茶好きが垣間見えます。それにしても皿洗いを一番、面倒くさい家事とぼやき、家事の全自動化を望む作者が食器洗浄機を見たらどう思うかしら?

  • れみ

    イギリス人作家ジョージ・オーウェルのエッセイ集。「動物農場」を書いた人ということと、タイトルに惹かれて手に取ったもの。交友のあった人の名前、食や生活全般に関する物の名前が見聞きし慣れないものもあって読むのに苦労した部分もあったけど、独特のこだわりや、諸表のなかで知るこの時代に話題になった本や生活観など興味深いところもあった。

  • k5

    『1984年』はかつて涙した大切な本ですが、このエッセイ集も良い本です。何というか、視点がすごく自分と近しいところにある、と思わせてくれるのがこの作家の特徴だと思います。それは紅茶の淹れかたに関するこだわりや、アーセナルとディナモの試合と言ったような、現代に通じるテーマが扱われているためもあるのだけれど、やはり眼差しを丁寧に書くこの作家の特徴によるものでしょう。なんか上手く表現できないのですが、「見る」ということが特別な感じのする本なのです。

  • 踊る猫

    本人がどこまで自覚していたのかわからないが、これは実に「反時代的」なエッセイ集と映る。当時のテクノロジーの進歩の帰結としてあった原爆に(反戦平和の視点から「も」)断固として「NO」を突きつけ、庶民的な古き良き付き合いや堅実な暮らし、日々の聖性を大事にする。それはいいのだが「いまの目」で読むとところどころに彼の認識も垣間見える(たとえば、後進国のスポーツやナショナリズムは成熟してなかったと論じるあたりは「無自覚に」彼が先進国の立場に立っていたある種の驕りが見えないか。酷だろうか)。それを割り引いても唸らせる

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