別名S・S・ヴァン・ダイン ファイロ・ヴァンスを創造した男

ジョン・ラフリー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336054166
ISBN 10 : 4336054169
フォーマット
出版社
発行年月
2011年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,417,20,14p

内容詳細

名探偵ファイロ・ヴァンス・シリーズで一世を風靡した探偵作家・S.S.ヴァン・ダイン。大戦間のアメリカ探偵小説界に強烈な輝きを放ち、消えていった巨星の生涯を丹念な調査によって初めて明らかにした傑作伝記。

【著者紹介】
ジョン・ラフリー : 『別名S・S・ヴァン・ダイン―ファイロ・ヴァンスを創造した男』で、MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞を受賞

清野泉 : 筑波大学第一学群社会学類卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • elf51@禅-NEKOMETAL さん

    寂しいねぇ。学生時代に好きだったヴァン・ダイン。当時も書いてる人は難しい人だろうなと思ったが,予想以上にしょうも無い人だった。美術批評家として出発し,学術的作品で評価されたかった思いは達成されず,有名になる手段だった推理小説。前期と後期では明らかにできが落ちていて,作品の劣化と共に凋落していった人気だが,探偵小説にペダントリーという付加価値を与えたのはやはりヴァン・ダインだっただろう。こういう形で自分の青春時代が色褪せて否定されていくのはね(´・ω・`)しかし,この本の直訳ぶりは酷く何とかならないのか。

  • ホッタタカシ さん

    ヴァン・ダインは評論活動に打ち込みすぎて神経衰弱にかかり、療養中に探偵小説を読み始めてふと執筆を思い立った、と自伝に書いていたが、本当は評論本がサッパリ売れず、高慢で攻撃的な性格も災いして借金まみれの麻薬中毒となり、なんとか一山当てるべくバカにしていた通俗小説を書くことを思い立ち、筆名で書き出したそうだ。大成功して富豪になれたものの、5〜6年で人気は下り坂、華美で豪奢な生活を維持するため、映画原作用の安い作品を書き続け精神荒廃、死後急速に忘れられる。なんだか『地上』の島田清次郎を思い出させる男だ……。

  • メルセ・ひすい さん

    15-86 「・・・おそらく、キリスト教世界一の大嘘つきで…それでもおもしろい男だっ」メンケン。「自分の知る限り、もっとも興味をそそる、魅力的で好感の★もてない人物だっ」ボイド。 「ハンサム、傲慢、博識、そのうえ堕落しているぅぅ」 シェパード。「…お尻に一蹴りっっ必要 ザーマス!」ナッシュ。 名探偵ファイロ・ヴァンス・シリーズで一世を風靡した探偵作家・S.S.ヴァン・ダイン。大戦間のアメリカ探偵小説界に強烈な輝きを放ち、消えていった巨星の生涯を丹念な調査によって初めて明らかにした傑作伝記。

  • tomo6980 さん

    ヴァン・ダインになった男の伝記。 どれだけウィラード・ライトが人でなしであろうと(典型的な自己中心タイプ)、業績はしっかり評価する作者の姿勢に好感と共感。 この才能あふれる男の栄光と転落は「ヴァンヴァードの阿房宮」のもう一つの章のようだ。 「アメリカに探偵小説を認めさせ、それに活力を与えたのはウィラードの功績であり、意図せずしてほかの作家のために道を切り開き、彼らはたちまちウィラードを乗り越えていくことになる」という一節が的確かつ切ない

  • c さん

    ヴァン・ダインは最早本国では忘れられた作家であり、今も読まれているのは日本くらい…という話はよく聞くが、それはクイーンやカーにしても事情は左程変わるまい。ホームズは未だにハリウッド映画やアメリカのドラマにも登場するのだから、アメリカの生んだヴァンスやエラリーも現代で活躍させるべきではないか。ただホームズ譚は狭義の本格に非ず、推理要素が濃いだけの冒険小説だ。映像的にアレンジし易いのだろう。ヴァン・ダインやクイーンは理詰めが過ぎる。増してヴァンス的なヨーロッパ趣味は、現代既に他のキャラクターが継承している。

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