ジョン・ディクスン・カー

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幽霊屋敷 創元推理文庫

ジョン・ディクスン・カー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488118501
ISBN 10 : 448811850X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;15

内容詳細

かつて老執事が奇怪な死を遂げた幽霊屋敷ことロングウッド・ハウス。イングランド東部のその屋敷を購入した男が、なにかが起きることを期待して、男女六名を屋敷に招待した。不可解な出来事が続くなか、なんと殺人事件が発生。しかも、現場に居合わせた被害者の妻が信じがたいことを口にして―。巨匠カーが持ち味を存分に発揮したフェル博士シリーズの逸品が、新訳で登場!

【著者紹介】
ジョン・ディクスン・カー : 1906年アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ。30年に予審判事アンリ・バンコランが登場する『夜歩く』を発表。ギディオン・フェル博士シリーズの『帽子収集狂事件』、ノンシリーズの『皇帝のかぎ煙草入れ』のほか、カーター・ディクスン名義によるヘンリ・メリヴェール卿シリーズの『ユダの窓』など、オールタイム・ベスト級の傑作を次々とものし、熱狂的な読者を獲得。“不可能犯罪の巨匠”と呼ばれる。77年没

三角和代 : 福岡県生まれ、西南学院大学文学部外国語学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パトラッシュ さん

    久々のフェル博士物だが、純粋なミステリとしては問題ありと言わざるを得ない。❶銃が勝手に壁から飛び出して人を撃つトリックが機械的で推理が難しく❷誰かが偶然トリックを作動させてしまう可能性が高く❸登場人物の虚偽証言を長く引っ張ってフェアプレイに反する、などの点が目に付く。似たやり方を度々カーは平然と使うが、それで小説が面白くなればいいと考えているのは明らかだ。確かに二段三段構えで真相が明らかになるラストは圧巻であり、この力業にカーマニアはしびれるのだから。ある意味、愛読者向けに割り切って書かれた作品といえる。

  • 雪紫 さん

    「銃を手にした人は誰もいなかった。銃が勝手に壁からジャンプして、空中でとまって、夫を撃ったの」。物証、証言、状況証拠はそれが真実だと告げていた。前の持ち主の時、揺れるシャンデリアに執事が潰された幽霊屋敷で再び事件は起こる。後例を見たからこそそのトリックは予想つくものの(先駆者らしきひねりはあるが)、銃な分こっちが無茶過ぎる。これ「震えない男」のままが合ってるんじゃなかろうか・・・。解説が言うように怪奇控えめで、それに結構(怪異の真相といい)キャラ寄りのコミカルだし(そのせいか読みやすく楽しめたけど)。

  • yukaring さん

    カーのオカルティズムがたっぷり詰まったフェル博士シリーズの逸品。かつて執事が怪死を遂げたという有名な幽霊屋敷「ロングウッド・ハウス」。物好きな金持ちがこの屋敷でパーティーを企画、6人の男女を招待するが不思議な出来事が次々と発生する。誰もいないのに足をつかまれる女性や無人の部屋に鳴り響く怪音、ついには壁から勝手にジャンプした銃が火を噴き招待客の命を奪う!?秘密主義でクセのある主人と招待客達に振り回されフェル博士もエリオット警部もタジタジ。そして明らかになる真相とその先の仕掛けもとてもカーらしい作品だった。

  • 星落秋風五丈原 さん

    ともすると風貌がサンタクロースやコール老王に例えられるフェル博士だが、彼の登場する所プレゼントならぬ殺人あり。エリオット警部はロンドンに帰りたいと訴えるが、結局引き受ける。ちなみに地方警察がスコットランド・ヤードに応援を頼むと、日当を払わないといけないらしい。興味津々のエリオットは少し割引してあげたのかな?フェル博士は不可能犯罪と聞いて大喜び。ちなみに別荘のモデルはJ・B・プリーストリーの別荘ビリンガム館。幽霊が出るという噂で出かけて行ったカーは出てこなくてがっかりしたとか。リアルフェル博士カー

  • geshi さん

    あえて定番外しをやってくるカーを読み慣れた人向けの作品。過去の事件の曰くがある幽霊屋敷のオカルティズムは日の光の下で薄れ、銃がひとりでジャンプして撃つという不可能犯罪も目撃者が信頼しきれないから強調されていない。そのうえ登場人物も全員何か隠し事があって掴み切れないから、読んでいる間は方向性が全く見えなかった。それもすべてはこの仕掛けをトリックとして成立させるためだと考えると理解はできるし、実際に起こったことの構図もサプライズがあって面白い。解決編に全部を振ったような感じ。

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1906年アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ。30年に予審判事アンリ・バンコランが登場する『夜歩く』を発表。ギディオン・フェル博士シリーズの『帽子収集狂事件』、ノンシリーズの『皇帝のかぎ煙草入れ』のほか、カーター・ディクスン名義によるヘンリ・メリヴェール卿シリーズの『ユダの窓』など、オールタイム・ベ

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