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「グレート・ギャツビー」を追え 中公文庫

ジョン・グリシャム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122072893
ISBN 10 : 4122072891
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大学図書館の厳重な警備を破りフィッツジェラルドの直筆原稿が強奪された。保険金総額二千五百万ドル。消えた小説五作の捜索が続くなか浮上したのは独立系書店の名物店主ブルース・ケーブル。情熱的に店を切り盛りするこの男には隠されたもう一つの顔があった。真相を探るべく送り込まれた新進作家マーサーが仕掛ける危うい駆け引きの行方は?本好きの心を沸かせる、最強の文芸ミステリー!

【著者紹介】
ジョン・グリシャム : 1955年アーカンソー州生まれ。野球選手になることを夢見て育つ。ロースクール卒業後、81年から十年にわたり刑事事件と人身傷害訴訟を専門に弁護士として活躍し、その間にミシシッピ州下院議員も務めた。89年『評決のとき』を出版。以後、『法律事務所』『ペリカン文書』『依頼人』『危険な弁護士』など話題作を執筆。その作品は四十ヶ国語で翻訳出版されている

村上春樹 : 1949年、京都市生まれ。早稲田大学卒。79年『風の歌を聴け』で「群像」新人賞、85年『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』で谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ムッネニーク

    22冊目『「グレート・ギャツビー」を追え』(ジョン・グリシャム 著、村上春樹 訳、2022年11月、中央公論新社) 大学図書館から盗み出されたフィッツジェラルドの直筆原稿を巡るスパイ・ミステリー。 冒頭こそ犯罪小説の愉しさがあるが、後はサスペンス要素を意図的に排除したとしか思えない、ひたすらに地味な展開が続く。 主人公である女流作家にも、ターゲットである書店経営者にも特に好感が持てず、その点にも不満が残る。 〈「すべてクリア。ミスタ・ギャツビーと友人たちと共にキャンパスをあとにする」と彼は報告した〉

  • タツ フカガワ

    スランプに陥っている女性作家マーサーに高額報酬の依頼が。それは大学の地下金庫から盗まれた2500万ドル相当のF・スコット・フィッツジェラルドの長編5編の直筆原稿を所有していると思われるマイアミの書店主ブルースと近づきになり、原稿の存在を確認してほしいというものだった。久しぶりのグリシャム、面白かったです。リーガル・サスペンスの人だと思っていたけれど、本書は本や書店、作家にまつわる話題に溢れた“文芸サスペンス”で、ジョン・ダニング『死の蔵書』を思い出した。村上春樹さん訳がとても良く、読みやすかった。

  • Book & Travel

    グリシャムの小説は随分読んでなかったが、「法律事務所」や「依頼人」など学生時代にかなり好きだったので、本作は少し気になっていた。大学図書館に保管されていたフィッツジェラルドの直筆原稿が盗まれる。その事件に、遣り手の書店オーナーと彼のコミュニティに集まる作家達、希覯本蒐集の世界を絡めた展開は、米文学が割りと好きなのもあって、かなり引き込まれるものがあった。中盤辺りはストーリーがなかなか進まず冗長に感じたが、結末が読めない展開と最後の最後での緊迫感はさすが。往年の名作には及ばない印象だが、楽しめた作品だった。

  • Shun

    邦題は原文と大きく異なり明確で興味を引く作品。翻訳は原作を気に入った村上春樹さんが手掛け、作中のフィッツジェラルドやサリンジャーといったアメリカ現代文学に対する氏の関心が透けて見えるようです。そして本作には多くの文学作品とその稀覯本、そしてフィクションの作家たちが登場し全体を通して本好きのためのミステリーといった内容。物語は邦題にもある小説の直筆原稿が盗まれ、その捜索の協力者に選ばれた女性作家と疑惑の書店主たちとの駆け引きを描く。適度なスリルとウィットに富んだ会話、そして豊富な文学の蘊蓄に魅了されました。

  • 緋莢

    プリンストン大学・ファイアストーン図書館に所蔵されているフィッツジェラルドの直筆原稿が何者かによって盗まれた。保険総額は二千五百ドル。二週間後に契約を切られることが決まっている非常勤講師のマーサは、とある事から、フィッツジェラルドの原稿を持っている疑惑のある書店の店主、ブルース・ケーブルへの接触を依頼されて…文章はサクサク読めて、楽しめましたが深くまでハマれなかったのは、自分がアメリカ文学等に明るくないことが大きかったのでしょう。ちなみに、訳者は稀覯本には興味はないが、LPレコードにはこだわりがあるらしい

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