ジョゼフ・ミッチェル

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マクソーリーの素敵な酒場 ジョゼフ・ミッチェル作品集

ジョゼフ・ミッチェル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784760147892
ISBN 10 : 4760147896
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

バワリーにある古い酒場の店主の父子。小さな映画館をひとりで切り盛りする女性。「教授」と呼ばれているグリニッチヴィレッジの放浪者。個人博物館を開き、持ち物の由緒を語る自称「船長」。長いひげを生やしたレディ。マンハッタンの天才児。セントラルパークの洞穴で寝起きする夫婦。世の中から汚い言葉を撲滅しようとする男。口の悪い、バーの店主。ビーフステーキには一家言ある精肉店の店主。一九四〇年代ニューヨークの裏通りにうずまく、人びとの喜び、愛しみ、そして諦め。したたかに、しかし誇り高く、毎日を生きる人びとへのまなざし。今なお、色あせないジャーナリズムの傑作。

目次 : 故郷のなつかしき家/ メイジー/ カモメ教授/ 頭に牛がぶつかって/ レディ・オルガ/ 神童との夜/ 穴居人たち/ 罵らせない男/ ある安酒場の蓋棺録/ 五ドルでたらふく

【著者紹介】
ジョセフ・ミッチェル : 1908年、米国ノースカロライナ州生まれ。1929年にニューヨークへ出て、「ニューヨーク・ワールド」紙、「ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン」紙、「ニューヨーク・ワールド・テレグラム」紙に記者として勤める。1938年から「ニューヨーカー」誌のスタッフライターとなり、寡作ではあるが同誌の最も優れた書き手のひとりと謳われた。1996年歿

土屋晃 : 1959年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    ノンフィクションとはいうもののある意味、普通の人々を活写した小説でアービングの作品のような感じも受けました。いい味の小説のような感じです。植草甚一さんも読んでいたのでしょうか?評論や感想を読んでみたい気もします。作品集ということですが続巻もあるのでしょうか?続けて読みたい気もします。

  • honyomuhito さん

    1930年代以降にかけてニューヨークを舞台に、市井の人々の人生を記者のジョゼフ・ミッチェルが切り取るそれぞれの一代記。軽い気持ちでアメリカの古い酒場のことが書いてあるのかなと手に取ったら、ニューヨークの市井の人々半端ないっす。文章は淡々とつづられ、登場人物にパンチはあるが、メリハリはないので少し読みずらい。登場人物の孤独、厳しさ、優しさを、誇張するでも矮小化するでもなく描くさまは何か動物を観察する生物学者のようだった。 https://chirakattahondana.com/マクソーリーの素敵な酒場/

  • くさてる さん

    1940年代に書かれたニューヨークの酒場にたむろする無名の人々のノンフィクション。雑誌「ニューヨーカー」の記者が書いただけあって、どの人物像もしっかりと色鮮やかで文化的に分かりにくいはずの部分も気にせず楽しめました。純文学のしっかりとした短編集を読んだような読後感です。個人的に印象に残ったのは見世物小屋で働く髭女の物語「レディ・オルガ」切符売り場を束ねる姐さんの姿が生き生きとした「メイジー」天才的なホームレスの物語「カモメ教授」です。

  • Kazuo Ebihara さん

    表紙が素敵です。 パラリとめくると、こんな一節から始まります。 「マクソーリーは、開業が1854年という ニューヨーク最古の酒場。(中略) バーを照らすのはあくまで二灯のガス灯で、気まぐれに光が揺れたり、誰かが表の扉を開けるたび、蜘蛛の巣が張る低い天井に影を投げたりする。」 著者は、1940年代、雑誌「ニューヨーカー」を中心に活躍。 ニューヨークの片隅で暮らすひと癖ある人々の喜びや哀しみを 美しい文章で描いています。 本書は、今春から始まったジョゼフ・ミッチェル選集の第一回配本。

  • DEE さん

    ニューヨークで暮らす、ちょっと個性的な人を主人公にした短編集。 どうやらフィクションとノンフィクションが混じっているみたいだ。 決して裕福ではないけどそれぞれ健気に生きている。 そんな登場人物たちが活き活きと描かれている。

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ジョゼフ・ミッチェル

1908年、米国ノースカロライナ州生まれ。1929年にニューヨークへ出て、「ニューヨーク・ワールド」紙、「ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン」紙、「ニューヨーク・ワールド・テレグラム」紙に記者として勤める。1938年から「ニューヨーカー」誌のスタッフライターとなり、寡作ではあるが同誌の最も優れた書

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