ジョアンナ・エ-ベンステイン

Individuals/organizations Page

Books

アナトミカル・ヴィーナス 解剖学の美しき人体模型

ジョアンナ・エ-ベンステイン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766129441
ISBN 10 : 476612944X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

18世紀から19世紀にかけて解剖学的に正しく分解できる精緻な人体模型が穏やかならぬ数で作られ世界各地の博物館や移動式遊園地で女性解剖模型として展示されていた。その、数奇な歴史と矛盾に満ちた存在、医学と神話、奉納品と民芸品、キワモノと芸術の狭間を揺れ動いてきたヴィーナスたちを、鋭い解説が追い、検証する。カラー図版324点を含む、図版366点を掲載。

目次 : はじめに 解剖学の謎を解く/ 第1章 解剖学のヴィーナスの誕生/ 第2章 蝋の使用 聖なるものから科学へ/ 第3章 移動式遊園地の女神/ 第4章 エクスタシー、フェティシズム、人形崇拝/ 第5章 不気味な女神、機械の中の幽霊

【著者紹介】
ジョアンナ・エ-ベンステイン : ニューヨークをベースとするアーティスト、キュレーター、独立した研究者である。病理解剖学ブログ・文書館の創設者で、ニューヨーク、ブルックリンの病理解剖学博物館の共同設立者でもある(トレイシー・ハーリー・マーティンと共同設立)。彼女の写真と著作は世界各国で展示・出版され、また世界各地の研究・娯楽施設で定期的に講演を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Vakira

    本屋だったか?図書館だったか?思春期の頃にこの人体模型の写真を見た。フランスの画家カバネルの「ヴィーナスの誕生」の様なその薄目を開けて恍惚とした表情に・・・そのページを破いて持って帰りたい衝動に駆られた。一目惚れでした。なんでこんなにもこの人体模型を妖艶に感じてしまうのか?多分少年探偵団繋がりで小学生の頃から江戸川乱歩の猟奇小説を読んたせいだ。僕は少年にして変態になってしまったんだ、と自覚した記憶。あれから数十年。読メに感謝。読友さん情報のお陰でこうやって再会を果たす。そしてしっかり購入。もう君は僕のもの

  • 柊渚

    透る白肌、薄く開いた瞳や唇に、うっすらと浮かぶ微笑、そして身体を切り開かれ露わになった無惨な臓器。グロテスクでありながらもそれは目を瞠るほど美しく、抱いてしまったその倒錯的な感情に惑ってしまう。博物館のガラスケースの中などで静かに横たわっている、蝋製の解剖模型の美麗な資料集。官能的でまるで生きているかのような彼女たちは、解剖学や芸術と宗教が共存していた過去の遺物であり、当時の死生観をまざまざと浮かび上がらせる。いろんな意味で胸をざわめかせる、大変凄まじい1冊でした🥀

  • blue_elephant

    良い。本当に佳き本。エロスとタナトス。美しきヴィーナスたちの横たわる姿態は、生々しくエロティシズムに溢れていて、眠る横顔はエクスタシーを感じているかのように。人体模型は芸術の域。監修は布施英利氏も良い。ベルニーニの『聖テレジアの法悦』に通じるが、キワモノとして見世物とされた一面もあり、いろいろ意味で悩ましい。

  • gelatin

    ★★★★ 苦手な人はたとえ作り物であっても耐え難いだろうと思う。リアルである。作り手の悪趣味さが充分感じられる見世物めいた側面も否めない。フリークスの写真集を見たときの気持ちに似ているが、そこに人格が無いぶん確信的な好奇が如実で、本来の意図を曖昧にしている。だがその上で、1枚、心を掴まれる写真があった。美しい表情と乳房と、その腹の中を晒して静寂。博物館でこの一体だけに出会ってみたかったなぁ、と思う。

  • zikisuzuki

    解剖学のビーナスを科学、死、肉体、神、人形愛などの視点から考察していて学ぶところが多い。しかし、この本の魅力は何と言ってっも写真だ。体の内部を開かれてなお、畏れるばかりの美しい彼女達の顔が、穏やかさだったり、法悦だったり、驚きや苦痛だったりの表情を見せて胸を騒がせる。そして拡大した部位細部の写真に驚愕させられる。凄い本だ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items