絵とはなにか

ジュリアン・ベル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120051678
ISBN 10 : 4120051676
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
285p;22

内容詳細

近現代の絵は「再現」を離れて「創造的表現」ないし「精神的表現」に向かうようになった。カラー図版多数収載。印象派から現代アートまで、価値観が大きくゆらいだ200年を実作者の立場から問い直す。

目次 : 第1章 図像としるし/ 第2章 見ることと知ること/ 第3章 形と時間/ 第4章 表現/ 第5章 芸術のもつさまざまな意味/ 第6章 再現

【著者紹介】
ジュリアン・ベル : 1952年生まれ。英国サセックス州ルイス在住の画家。創作のかたわら、批評活動もおこなう。また、ロンドンのゴールドスミス・カレッジ、キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツ、シティ・アンド・ギルド・オブ・ロンドン・アート・スクールなどで教鞭をとる

長谷川宏著 : 1940年島根県生まれ。68年東京大学文学部哲学科博士課程単位取得退学。哲学者。一連のヘーゲルの翻訳に対し、ドイツ政府よりレッシング翻訳賞を受賞。著書に『日本精神史』(講談社、第14回パピルス賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さえきかずひこ さん

    近現代絵画が、自然の模倣から画家の内面を表現するものへと移り変わる過程を、科学技術の進展や批評理論ーその主なものは文学者や哲学者によるものだがーとの影響関係を交え、分かりやすく述べている。第2章で紹介されているロバート・フックの「絵の箱」とカメラ・オブスキュラをめぐる論述がとても興味深かった。「精神は目の背後にあって、目から受けとった絵を知に翻訳するものである」(P.61)。また作品と制作行為の差異を、市場と大きな商店に擬えて展開するP.55-62のくだりも示唆に富む。参考文献も充実していて大変良い本だ。

  • izw さん

    古代からの絵・絵画の歴史を背景に、19世紀以後の絵に対する概念、芸術・哲学における絵(Painting)の位置づけを詳しく考察している。モダン、印象派、抽象画、キュビズム、シュールリアリズム、ミニマリズム、など何となく分かったように思っていた概念が、どのような変遷を経て、どのように影響しあい、誕生してきたかが、非常に明快に整理されていて、分かったつもりになれた。あとがきによると、翻訳する前に3年間で原書を読み進める勉強会をやったということがだが、そのお陰か、翻訳が非常にこなれていて読みやすい。

  • Masa さん

    95%は理解出来ず。絵画を言語化すると、かくも難しいことになるものか、カトリックは民衆の教化に絵を奨励したというが、それも納得。芸術の意図が再現から表現に変わった時、絵画は他の表現手段がなし得た高みに達し得たのだろうか。「絵画の死」という言葉は私には遥か彼方である。

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ジュリアン・ベル

1952年生まれ。英国サセックス州ルイス在住の画家。創作のかたわら、批評活動もおこなう。また、ロンドンのゴールドスミス・カレッジ、キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツ、シティ・アンド・ギルド・オブ・ロンドン・アート・スクールなどで教鞭をとる

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