ジャック・ケルアック

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そしてカバたちはタンクで茹で死に

ジャック・ケルアック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309205397
ISBN 10 : 4309205399
フォーマット
出版社
発行年月
2010年05月
日本
追加情報
:
20cm,221p

内容詳細

1944年8月。舞台は第2次世界大戦終結直前のニューヨーク。「ビートを生み出した殺人事件」を軸に、「作家以前」のケルアックとバロウズによる2人で書きつないだ伝説のコラボレーション、ついに邦訳刊行。

【著者紹介】
ジャック ケルアック : 1922‐1969。マサチューセッツ州生まれ。1940年、コロンビア大学に入学してアレン・ギンズバーグ、ウィリアム・バロウズらと出会う。1957年に『オン・ザ・ロード』刊行、一躍脚光を浴びる。小説を発表し、映画脚本、詩集などさまざまなジャンルで活躍。ビート世代を代表する時代の寵児となった

ウィリアム・S・バロウズ : 1914‐1997。ミズーリ州生まれ。1952年にデビュー作『ジャンキー』を発表。1959年に『裸のランチ』を刊行、大きな話題となる。妻殺し、ドラッグ漬け、バイセクシュアルなど、様々な顔を持ち、後年は映画へのカメオ出演も多く、ミュージシャンや映画監督ほかジャンルを超えたアーティストに影響を与え続けた

山形浩生 : 1964年、東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学大学院修士課程修了。大手シンクタンクに勤務の一方、幅広い分野で執筆、翻訳を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 紅はこべ さん

    バロウズもケルアックもギンズバーグも名前は知っているけど、ちゃんと読んだことはない。ケルアックの『オン・ザ・ロード(路上)』をネタにしたジョー・ゴアズの『路上の事件』を読んだくらい。そういう読者がいきなり手を出す類の本ではなかった。こっそり言うが面白くなかった。酒飲んで、ご飯食べて、グダグダして、船員としてフランスに行こうとして果たせずというのを、上手でない語り口で語っているだけ。文学的資料価値はあると思うけど。一番良かったのがタイトルだな。当時のアメリカの若者の雰囲気はわかったけど。よく作家になれたな。

  • なる さん

    ビート・ジェネレーションの主軸ともいえるバロウズとケルアックが若い頃に共著として書いた作品。それぞれが偶数・奇数に分かれて登場人物の視点からビートニクの発端となったといえるカー/カマラー事件を回想するような話になっている。バロウズ独特のカットアップ手法を身につける前だったのか文体は平易でやや退屈。淡々と日々が綴られて行く。この本は訳者あとがきまでが作品と考えても良いかもしれない。翻訳はビート文学ってかバロウズおなじみ山形浩生で、これでもかというくらいに本書をボロクソに貶していてウケる。そらそうよ。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    インパクト大の題名に惹かれて借りました。タイトルは作中のサーカスの火事でカバが熱せられた水で死亡したことを指しているそうな。二人の作者の友人が犯した殺人事件について互いに章を書き分けて、書き上げた作品。作者の紹介欄も凄いことになっています。酒とセックスと麻薬とお金のせびり合い、暴力と懶惰でどこか虚無的な生活を送る若者の日常と突発的に起こった友人の手による殺害事件。その友人をちょっと面倒くさい事務手続きのように法の安全な手に渡す所も別れながら返されなかったお金について蟠りを抱えるのも身近な感情の虚無にぞくり

  • 南雲吾朗 さん

    バロウズとジャック・ケルアックの共著。ジャック・ケルアックの本は読んだ事はないが、バロウズが一緒に書いているのだから、すごくぶっ飛んだ本だろうと想像していたら、きちんと物語になっていて、ちょっとビックリした。後書きを読むと、登場人物には著者たちの知り合いや、本人などがモデルとなって書かれていて、また、題名の由来なども書かれており、ある意味本編を読むより面白かった。後書きの内容を踏まえたうえでもう一度再読すると、違った味わいになるのだろう。

  • みみずばれ さん

    ケルアックとバロウズというビート世代を代表する二人の作家が処女作発表の5年以上前に共作し、その後60年以上お蔵入りになっていたという幻の小説。二人がその特異な文体を獲得する以前に書かれた小説であり、驚くほどあっさりとしていて読みやすい。1944年、第二次大戦終結前年のニューヨークに住む無軌道かつインテリな若者たちの姿が描かれており、同じ終戦前でも米国はこうも豊かだったのかと思わずにはいられない。訳者は本作に対して辛口な評価を下しているが、文学的価値はともかく個人的には楽しく読むことができた。

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