消えた百万人 ドイツ人捕虜収容所、死のキャンプへの道

ジェームズ・バクー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784769806653
ISBN 10 : 4769806655
フォーマット
出版社
発行年月
1995年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
申橋昭 ,  
追加情報
:
20cm,230p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • こぽぞう☆ さん

    ソ連によるシベリア抑留のようなことが、米軍及び仏軍のもとでも行われていた。実に戦争捕虜と一部民間人を含めたドイツ人が捕虜収容所で100万人も死亡している。驚くべきことでもないが、見事に隠し通してきたものだ。ソ連の場合は、戦後の冷戦下で非難しやすかったから、表に出たが、米国のしたことはそうはいかなかったということ。原題はOther Losses その他の減員。記録には死亡とは書かれていない。

  • メロン泥棒 さん

    連合軍によるドイツ人捕虜収容所の実態。とても興味深い。ドイツ人捕虜収容所は野ざらしで食事も十分に与えられず、病気の蔓延し餓死者も多数いたらしい。便宜上捕虜の身分を変更して米軍に責任が無いように捕虜身分の変更を行ったり、食料の供給を積極的に行わなかったりたり、釈放をしなかったりと何もしないという作為がそこにはあった。ナチスドイツがした強制収容所があるため、ドイツが捕虜の取り扱いに対して強い態度に出られないという一面もあったそうだ。戦争における人間の心理を知る上でしっかりと調査すべきテーマだと思う。

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