ジェフリー(モンマスの)

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ブリタニア列王史 アーサー王ロマンス原拠の書

ジェフリー(モンマスの)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784888963886
ISBN 10 : 4888963886
フォーマット
発行年月
2007年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,409p

内容詳細

アーサー王関係の詳細な記述が初めてまとまった形で登場する記念碑的作品であり、現存する最古の文献。アーサー王ロマンスの作品群に甚大な文学的影響を及ぼしてきた書、中世ラテン語の原典より本邦初訳。

【著者紹介】
瀬谷幸男 : 1942年福島県生まれ。1968年慶應義塾大学大学院修了。1979年〜1980年オックスフォード大学留学。武蔵大学、慶應義塾大学各兼任講師、北里大学教授など歴任。現在、中世ラテン文学の研究・翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スターライト さん

    あまたあるアーサー王についての原拠の書とのことで読んでみた。ブリタニア王国の伝説的な初代の王ブルートゥスから始まり、多くの王たちが様々な外敵から侵略され、あるいは外国に侵略しながら興亡を続ける様子を、サクソン人によるブリタニア支配が始まるまでの約1900年間の歴史を振り返る大著。諸王の中でも、やはりアーサー王(アルトゥールス)についての記述が印象的。訳者あとがきにも詳細に触れられているが、のちに多く現れるアーサー王の物語の骨格がここにはおり、アーサー王研究のためには抑えるべき書だろう。

  • 刳森伸一 さん

    アーサー王の一生を描いた最初の作品だが、アーサー王の記述は全体の3分の1程度。残りはトロイアの末裔がイギリスに植民してからサクソン人に支配されるまでの歴史を描く。途中にアーサー王の記述があることからも分かるように歴史書としては正確ではなく、さらにはアッサリとした記述で盛り上がりに欠けるところが多い。しかし、アーサー王の記述など、要所要所で面白いエピソードが配置されていて、満足できる内容だった。

  • viola さん

    翻訳がないものだと思っていたので、見つけた時は嬉しかった・・・!ラテン語だから原書で読むのはまず不可能ですし。「アーサー王ロマンス原拠の書」とあるように、アーサー王伝説を歴史上の君主として創り上げ、アーサー王関連の詳細な記述が初めてまとまった形で登場する作品です。アーサー王と言っても定番のトマス・マロリーのほうがはるかに読みやすい。知らない人物の登場が多いので難易度はなかなか高いかなと感じますが、アーサー王って英文学やる上で必須になりますし、私もかなり研究に活用させることになりそうです。

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