ジェニファー・A.ニールセン

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偽りの王子 カーシア国3部作

ジェニファー・A.ニールセン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784593534920
ISBN 10 : 4593534925
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
橋本恵 ,  
追加情報
:
357p;22

内容詳細

孤児院に暮らす少年セージは、ある日、コナーという貴族に買われ、屋敷に連れていかれた。男のねらいは、孤児を行方不明になっている王子にしたてあげ、カーシア国の王の座を奪うことだった。集められた4人の中から選ばれるのは、ただひとり。選ばれなければ、口封じのために殺される。逃げようとしても殺される。生きのびたければ、偽りの王子に選ばれるしかない―。

【著者紹介】
ジェニファー・A.ニールセン : 米国の作家。ユタ州に生まれ、現在も夫と3人の子どもたちとともに、ユタ州北部に住んでいる。2010年に“Elliot and the Goblin War”(未訳)でデビュー

橋本恵 : 東京生まれ。東京大学教養学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 徳浄さん さん

    読友さんのレビューで面白いと聞いて図書館から。三部作の1作目。ある国の孤児院から無理やり連れだされた少年たちは、その国の貴族であるらしい男にある企みに加わるよう強要されるが。二転三転する波乱に満ちた物語で一気読みした。これからどうなるのか楽しみ・・・。

  • みゆき・K さん

    再読。架空の国が舞台なので、ジャンルとしては苦手なファンタジー。でも好きなんだよなあ、王座争奪モノ。王座を死守するために必要なのは王位継承者。でも誰もいなかったらどうする?王子の偽者を仕立てるために選ばれたのは4人の孤児。ここからはネタバレ無しで書くことが非常に難しい。敵を欺くにはまずは味方から。息子よりも祖国の平和を優先せざるを得ない王の立場。陰謀劇に親子愛と友情を絡めて、大人でも楽しめる作品になっている。何度欺かれても文句は言えぬ面白さ。一人称で語られる作品で彼≠フ魅力が光る。

  • 詩歌 さん

    孤児院から少年を集め偽りの王子として仕立てる貴族、おそらくたった一人を除いて殺される運命なのだ。。皆が自分の利点を主張する中、主人公セージは反抗的。だがその性格が王子に似ていると言われるのだ。彼の能力は地の文に散らばっていて、外からは見えない。孤立無援の身で弱者を助け、年齢と性質の割に注意深く驚く程の忍耐力を示す。3部作となっているので、今回張った伏線と培った味方、セージが何を成し遂げていくか楽しみにしている。

  • バニラ風味 さん

    身寄りのない孤児、セージとローダン、トビアスはコナーに買われた。コナーは、ある目的のために教育し、3人の中から一人を選ぶと言う。最初は逃げ出そうと考えた3人だったが、その目的を知り、自分たちが逃げ出したらどうなるかが判ると、渋々教育され、自分が選ばれるようにと励むようになった。しかし、その目的とは、王国にとって、本当に正しいことなのか?3人の中で、一番反抗的で、ずる賢いセージは、重大な秘密を抱えながらも、次第に自分が選ばれるようにと思うようになった。果たして、誰が選ばれるのか?ハラハラストーリー。

  • 鳩羽 さん

    孤児のセージは貴族のコナーに金で買われ、無理やり行方不明で死んだものとされていた王子の身代わりを演じるように強いられる。同じように買われてきた少年たちと競わされ、王子教育を受けることになるが、選ばれなかったらおそらく命はないだろうということが分かってくる。…最初から事態がどんどん進展して、ぐいぐい引き込まれる。セージは手癖も口も悪いが、飄々としていてかっこいい。なにを考えているかは読者にもよく分からないが、自分の人生や自分が何者であるかは、嘘や演技のなかから自分でさぐり当てなければならないものなのだろう。

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米国の作家。ユタ州に生まれ、現在も夫と3人の子どもたちとユタ州北部に住んでいる。2010年に“Elliot and the Goblin War”(未訳)でデビュー

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