ジェニファー・ダウドナ

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CRISPR 究極の遺伝子編集技術の発見 文春文庫

ジェニファー・ダウドナ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167917746
ISBN 10 : 4167917742
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
408p;16

内容詳細

パソコン上で文章を編集するように、あらゆる動植物のDNAを自由に編集する。ノーベル化学賞を受賞した、SFのような究極の遺伝子編集技術は、いかにして発見されたのか?人類の未来をも左右する科学はどのように使われるべきなのか?夢の技術を発見した科学者が綴る、科学の可能性と危険性とは―。

目次 : プロローグ まったく新しい遺伝子編集技術の誕生/ 第1部 開発(クリスパー前史/ 細菌のDNAに現れる不思議な「回文」/ 免疫機構を遺伝子編集に応用する/ 高校生も遺伝子を編集できる)/ 第2部 応用(アジアゾウの遺伝子をマンモスの遺伝子に変える/ 病気の治療に使う/ 核兵器の轍は踏まない/ 福音か厄災か?)/ エピローグ 科学者よ、研究室を出て話をしよう

【著者紹介】
ジェニファー・ダウドナ : 1964年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校化学・分子細胞生物学部教授。フランスのエマニュエル・シャルパンティエ博士と、細菌のDNA塩基の「回文」構造CRISPR(クリスパー)が細菌のウイルス感染防御システムであり、タンパク質酵素Cas9がウイルスのDNA塩基を切断することをつきとめた。2012年、CRISPR‐Cas9が遺伝子編集にも使えることを発表。2020年にシャルパンティエ博士とノーベル化学賞を共同受賞

櫻井祐子 : 京都大学経済学部経済学科卒業。オックスフォード大学大学院で経営学修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • gonta19 さん

    2021/10/17 喜久屋書店北神戸店にて購入。 2022/1/17〜1/25 2020年にノーベル化学賞を受賞したダウドナ博士がどのようにCRISPR-Cas9の発見をしたか、また、その波及効果に心を悩ませたか、について綴った自叙伝。浅学にも名前程度しか知らなかったが、発見の歴史から応用の広さ、倫理的難しさまで非常によく理解できた。

  • 幹 さん

    クリスパーは「数十塩基対の短い反復配列を含み、原核生物における一種の獲得免疫系として働く座位である。配列決定された原核生物のうちプラスミドといった外来の遺伝性因子に対する抵抗性に寄与している」遺伝編集技術の革新がクリスパーによってなされた。著者ジェニファーダウドナさんの地道な研究と国境を超えた研究者の協力がこの偉大な技術の開発に結びついた。エピローグでは遺伝子編集に対する市民のと科学者のつながりがなく、誤解が生じていると述べている。本書が遺伝子編集に対する正しい理解を促す一冊になるのではないだろうか。

  • うつしみ さん

    別の本の感想に地球の主は細菌ではないかと書いたが、更に先輩がいた。細菌に感染するウイルスの方が細菌の数より圧倒的に多いそうで。細菌にも獲得免疫と免疫記憶が備わっている。それこそが筆者の発見したCRISPR-Cas9;ファージDNAを破壊する為に細菌ゲノムに組込まれたリピート配列である。一度基礎が解明されると応用までは一直線。遺伝子編集動植物、遺伝子治療、デザイナーベイビー等々、倫理的問題を含んだ技術が広まろうとしている。生態系のゲノム汚染も心配になるが、筆者が常識人かつ慎重派で行動家である事に救いがある。

  • Hiroshi さん

    ここ数年で変わった事がある。DNAやタンパク質に関係する用語を検索すると、以前は大学の研究室が上位に表示されていた。だが今日はバイオ企業が上位を占める。クリスパー−キャス9(以下クリスパーと略す)の出現で企業が遺伝子工学に参入しやすくなったからだ。そのクリスパーを開発してノーベル化学賞を受賞した著者が語るクリスパー開発への道と、その技術の可能性と危険性の話。ゲノムはデオキシリボ核酸(DNA)という分子からなり、DNAは二重らせん構造をしている。DNAはRNAに転写され、RNAが翻訳されてタンパク質を作る。

  • DK-2084 さん

    ★★★☆☆

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ジェニファー・ダウドナ

1964年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校化学・分子細胞生物学部教授。フランスのエマニュエル・シャルパンティエ博士と、細菌のDNA塩基の「回文」構造CRISPR(クリスパー)が細菌のウイルス感染防御システムであり、タンパク質酵素Cas9がウイルスのDNA塩基を切断することをつきとめた。2012

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