パラノイア合衆国 陰謀論で読み解く“アメリカ史”

ジェシー・ウォーカー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309226361
ISBN 10 : 4309226361
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
491p;20

内容詳細

悪魔崇拝、異星人、イルミナティ、KKK、ケネディ暗殺、ウォーターゲート、911、FEMA……建国から現在まで、アメリカという国家はいかに陰謀妄想にとらわれてきたか。影の精神史。

【著者紹介】
ジェシー・ウォーカー : 『リーズン』誌の編集者。妻と娘2人とボルティモア在住

鍛原多恵子 : 翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒業(哲学・人類学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • syaori さん

    米国の陰謀論についての本。陰謀伝説の基調をなす神話の起源や拡散、近年の9.1等等に対する対応へのそれらの影響を読み解く中で示されるのは、陰謀論は黒人を捕え解剖する「夜の医者」伝説が独立戦争以前の南部で奴隷を実験や解剖したという事実を背景としているように真実と、自分と異なる文化・階層・派閥の人々への恐怖から生まれるということ。同時に他者への疑念や恐怖は誰もが持つもので、「誰もがパラノイア的思考に陥る可能性があ」り、だから自身に対して懐疑的であらねばならないという作者の言葉を忘れないようにしたいと思いました。

  • HANA さん

    敵は至る所に存在して、密かに我々を狙っている。アメリカが常に「敵」と闘ってきた事を、建国から現在までを通じて論じている。ただここでの敵は第二次世界大戦中の日本やイスラム過激派といった具体的なものではないわけで。前編は外部からの敵や内部に巣食う敵、社会上層部や下層階級、そして善意からの陰謀を取り扱っている。前半が基礎であるなら後半は応用編。ウォーターゲートから9・11までそれら陰謀論が社会をどう動かしてきたかを論じている。ランボーの背景やそれを楽しむ人々まで言及していて、そこが単なる陰謀論以上に興味深い。

  • くさてる さん

    とても興味深い内容で、面白く読んだ。私にもっとアメリカ史の知識があったらさらに面白かっただろうと思う。ふむふむと最後近くまで読んでいて、「ジェイミー・ケイン」事件のくだりにちょっと声が出ました。これを読んでいる自分自身のうかつさを、すっと刺された気がしました。良かったです。

  • スターライト さん

    アメリカが建国以来、つねに陰謀論に取りつかれていたことを先住民との抗争や、現代政治、文化上の例を出して幅広い取材で丹念に明らかにする。「敵」は異なる民族・宗教に関わらず、内部や隣人にも潜むという各種の事例は、まさに「パラノイア」の見本。しかしこれはアメリカ国民に限らず、我々にも当てはまり、紐解けば人類誕生以来の「病」かも知れない。信頼と共感を得るのは難しいが、それを乗り越えた時に新しい社会が生れるのかもしれない。宗教や政治に関心なくても、映画や小説の例まで出されるので、興味ある方は手にとって損はない。

  • yooou さん

    陰謀論の話かと思っていましたが映画評ですかねこの本。どうしてウォシャウスキー兄弟をワチョースキーって表記するの。ワチョースキーってなんなの誰かと思ったよ。

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ジェシー・ウォーカー

1970年生まれ。月刊誌『リーズン』編集者。ミシガン大学卒。海賊放送から陰謀論、カルト、著作権法まで、さまざまなテーマについて執筆する

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