ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

交響曲第1、5、6、7、9番、『森の歌』、祝典序曲 スヴェトラーノフ&ソ連国立交響楽団(4CD)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CDVE00029
組み枚数
:
4
レーベル
:
:
Russia
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ショスタコーヴィチ:交響曲第1、5、6、7、9番、『森の歌』、祝典序曲(4CD)
スヴェトラーノフ&ソ連国立交響楽団


スヴェトラーノフによるショスタコーヴィチ録音集。得意の第7番『レニングラード』は、過激な演奏で人気の1968年セッション録音を収録。各楽器の音がきちんと聴こえるため、作品に備わる暴力性や抒情性が多彩な表情で示される仕上がりとなっています。
 第5番と第9番は、今回、新たにリマスターされたもので、シンフォニックで重厚な仕上がりの1977年セッション録音の第5番に、壮絶なパワーと快速テンポが小気味よい1978年セッション録音の第9番とも、かつてのソ連録音によるソ連オケの凄みのあるサウンドを堪能させてくれます。
 同じくリマスターされた1978年ライヴ録音の『森の歌』は、全編、凄まじいばかりの力唱力演で迫るスヴェトラーノフ渾身の演奏。国威発揚オラトリオにふさわしい演奏と言えるかもしれません。特に第5曲「コムソモールは前進する」などで顕著な圧倒的高揚は、スヴェトラーノフとしてもこのときの演奏メンバーとでなければ実現不可能ではなかったかと思わせるほどのものです。お約束の最後のスヴェトラーノフ・クレッシェンドも実演ならではの強烈なもの。1962年版使用。
 1978年セッション録音の『祝典序曲』も驚異的な演奏です。超快速&大迫力で突き進むこの迫力にはクセになる魅力が備わっています。
 第1番と第6番はモノラルのライヴ録音なので、今ひとつ冴えませんが、上記の曲目だけでも十分にお買得なセットといえると思います。(HMV)

【収録情報】
Disc1
ショスタコーヴィチ:
● 交響曲第1番ヘ短調 op.10
 1966年、モスクワ音楽院でのライヴ録音(モノラル)

● 交響曲第6番ロ短調 op.54
 1979年、モスクワ音楽院でのライヴ録音(モノラル)

Disc2
● 交響曲第5番ニ短調 op.47『革命』
 1977年、スタジオ録音(ステレオ)

● 交響曲第9番変ホ長調 op.70
 1978年、スタジオ録音(ステレオ)

Disc3
● 交響曲第7番ハ長調 op.60『レニングラード』
 1968年、スタジオ録音(ステレオ)

Disc4
● オラトリオ『森の歌』 op.81
 1978年、モスクワ音楽院でのライヴ録音(ステレオ)

● 祝典序曲 op.96
 1978年、スタジオ録音(ステレオ)

 アレクセイ・マースレンニコフ(テノール:森の歌)
 アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス:森の歌)
 モスクワ国立合唱学校少年合唱団(森の歌)
 モスクワ放送合唱団(森の歌)

 ソ連国立交響楽団
 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)

総合評価

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5.0

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なぜスヴェトラーノフはショスタコーヴィチ...

投稿日:2014/12/30 (火)

なぜスヴェトラーノフはショスタコーヴィチの交響曲全集を録音しなかったのだろうか? 交響曲第1番と第6番がモノラルで音が悪いのが残念だ。第6番は79年の録音なのに。 第1番では作品自体がそうなのだがなかなか繊細な演奏を聴かせてくれる。 凄いの一言しか出ないのは第7番。 『祝典序曲』はゆっくりしたテンポから一気に早めていく演奏はまるでサーカスを見ているようだ。さすがスヴェトラーノフ。面白い! もし第11番や13番を録音していたら凄いと思うのだが・・・。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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スヴェトラーノフによるショスタコーヴィチ...

投稿日:2014/11/04 (火)

スヴェトラーノフによるショスタコーヴィチの交響曲のメロディア音源は、ムラヴィンスキーやコンドラシンと比べると、CD時代になってあまり顧みられることがなく、90年代後半にZYXというレーベルから交響曲第5盤、第7番、第9番がまとまって復刻されていたのが、殆ど唯一のまともといえるCD化だった。そのような状況の中、本セットは、久々に出たスヴェトラーノフによるショスタコーヴィチの交響曲音源のディスクであり、交響曲第6番が初CD化、第1番はロシアン・ディスクで出ていたライヴの復刻である。交響曲以外では、《森の歌》はLP時代から激演として知られるライヴ音源で、少し前にVENETSIAからCD化されていたことがある。《祝典序曲》は、交響曲第5盤同様、LP時代、交響曲第9番や《タヒチ・トロット》とc/wでVICTORから何度も再発売された有名な録音だが、ずっとCD化から漏れていた音源。再現部(コーダ)でバンダが採用されていなかったり、バス・ドラムの後打ちのリズムがオミットされていたり(パート譜に誤植がある時期があったようで、同じ箇所でバス・ドラムがすっぽり抜け落ちている録音も多く、ムラヴィンスキーの録音では、1拍目だけが落ちている)、完璧とは言えない演奏だが、前述のような状況もあり、この曲は演奏に刷り込まれている人も多いだろう。ちなみに、タイミング的にはこの演奏は決して最速の演奏ではなく、20〜30秒近く速い演奏も少なくない。■音質は、CD自体が少ないので比べようがないのだが、第5、第7、第9は先のZYXと比べると、90年代後半にはやったCEDERを使ってリマスタリングしたような、全体的に硬めで乾いたメタリックな響きとなっており、テープの音揺れも目立って、音の分離もよくない。現在、メロディアの音源は様々な利権が絡んでモスクワ(オスタンキノ)放送のライヴ音源しか容易にはCD化できなくなっており、その意味では交響曲第5、7、9番他が復刻されたのは朗報ではあるが、一刻も早くきちんとしたレーベル(VENETSIAはかなりグレーゾーンなレーベル)がメロディア音源を良い形でコンスタントに供給してもらいたいものである。

MISPRISIONER さん | 東京都 | 不明

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待ちに待った復刻!「祝典序曲」はLPの頃...

投稿日:2014/10/26 (日)

待ちに待った復刻!「祝典序曲」はLPの頃からの愛聴盤で、最近はいくらでも録音があるけれど、このコンビの古い録音が未だにベストだと思う。ファンファーレの粘りのある金管の響きも、主部に入ってからの狂気のようなスピード感も最高で、こんな一糸乱れぬ演奏はソビエト時代ならではの曲芸だと思う。吹奏楽ファンもぜひ一聴をしていただきたい。歴史的名演奏だ。

なおぷー さん | 新潟県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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