ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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SACD 輸入盤

交響曲全集 カエターニ&ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団(10SACD)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
478508
組み枚数
:
10
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


ショスタコーヴィチ交響曲全集(10SACD)
カエターニ&ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団


イタリアのベテラン指揮者、オレグ・カエターニが、2000年から2006年にかけてARTSレーベルに録音したショスタコーヴィチの交響曲が全集ボックスに。

【カエターニ】
オレグ・カエターニは、往年の名指揮者イーゴリ・マルケヴィチ[1912-1983]と、パトリツィア・カエターニ夫人との間に1956年に生まれたイタリアの指揮者。
 マルケヴィチはウクライナに生まれて2歳でスイスに渡り、やがてフランス暮らしを経てイタリアに帰化していますが、そうした事情もあってか、カエターニも地元イタリアに加えてフランスとソ連でも学んでいます。まず父のマルケヴィチに指揮と作曲を習い、その後、ナディア・ブーランジェに作曲を、キリル・コンドラシンとフランコ・フェラーラに指揮を師事し、さらに、名教師イリヤ・ムーシンのもと、レニングラード音楽院でディプロマを取得してもいます。
 来日公演でも話題になったカエターニの音楽の特徴は、なんといってもその刺激的な音楽づくりにあります。内声部へのこだわりや思い切ったバランス配分は、さすがマルケヴィチの薫陶を受けた指揮者と思わせますし、主旋律のみならず対旋律やリズム動機、ソロ・パッセージに至るまで克明に表現し、その上にさらなるダイナミズムを構築するスタイルはとても魅力的です。
 カエターニのそうした手法が、ショスタコーヴィチの場合でも有効であることを示したこの交響曲全集は、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団から覇気ある演奏を引き出した聴きごたえあるものというばかりでなく、交響曲第4番の初稿断章が収められているという点でも価値あるものとなっています。ちなみにミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団は、1993年に創設されたコンサート・オーケストラで、この録音がおこなわれた当時はリッカルド・シャイーが音楽監督として活躍していた時期に当たります。(HMV)

【収録情報】
ショスタコーヴィチ[1906-1975]
Disc1
・交響曲第1番ヘ短調 Op.10 [27:47]
 I. Allegretto - Allegro non troppo 07:38
 II. Allegro 04:01
 III. Lento 07:15
 IV. Finale 08:53

 録音:2004年3月

・交響曲第15番イ長調 Op.144 [46:15]
 I. Adagio 08:28
 II. Allegro 14:28
 III. Adagio 04:15
 IV. Finale 19:04

 録音:2005年6月

Disc2
・交響曲第12番 Op.112『1917年』[35:01]
 I. Revolutionary Petrograd 12:39
 II. Razliv 08:21
 III. Aurora 04:03
 IV. The Dawn of Humanity 09:58

 録音:2005年7月

・交響曲第2番ロ長調 Op.14『十月革命に捧げる』[16:55]
 Largo 06:17
 Poco meno mosso - Allegro molto 05:15
 Chorus: "October" 05:23

 録音:2005年7月

Disc3
・交響曲第3番変ホ長調 Op.20『メーデー』[27:24]
 I. Allegretto 04:05
 II. Più mosso 05:52
 III. Andante 04:33
 IV. Allegro 05:35
 V. Andante 02:48
 VI. Moderato 04:31

 録音:2006年4〜6月

・交響曲第14番 Op.35『死者の歌』[46:09]
 I. De Profundis 04:00
 II. Malagueña 03:16
 III. Loreley 09:01
 IV. The Suicide 06:12
 V. Les Attentives I 03:09
 VI. Les Attentives II (Look here Madame!) 01:50
 VII. At the Santé prison 08:38
 VIII. Reply of the Zaporozhean Cossacks to the Sultan of Constantinople 01:59
 IX. O Delvig, Delvig! 04:03
 X. The Poet’s Death 04:01
 XI. Conclusion 00:56

 録音:2006年4〜6月

Disc4
・交響曲4番ハ短調 Op.43 [62:04]
 I. Allegretto poco moderato. Presto 26:39
 II. Moderato con moto 08:57
 III. Largo. Allegro 26:28

・交響曲4番ハ短調 Op.43 初稿断章 [05:48]
 Adagio - Allegro non troppo 05:48

 録音:2004年3月

Disc5
・交響曲第5番ニ短調 Op.47 [47:35]
 I. Moderato - Allegro non troppo 16:17
 II. Allegretto 05:23
 III. Largo 14:28
 IV. Allegretto non troppo 11:27

 録音:2001年1月

・交響曲第6番ロ短調 Op.54 [31:59]
 I. Largo 17:38
 II. Allegro 06:43
 III. Presto 07:38

 録音:2002年1月

Disc6
・交響曲第7番ハ長調 Op.60『レニングラード』[73:32]
 I. Allegretto 25:52
 II. Moderato (poco allegretto) 11:30
 III. Adagio 18:33
 IV. Allegro non troppo 17:37

 録音:2000年12月

Disc7
・交響曲第8番ハ短調 Op.65 [53:39]
 I. Adagio – Allegro non troppo 20:45
 II. Allegretto 05:52
 III. Allegro non troppo 06:02
 IV. Largo 07:40
 V. Allegretto 13:20

 録音:2004年10月

Disc8
・交響曲第9番変ホ長調 Op.70 [27:12]
 I. Allegro 05:36
 II. Moderato 07:56
 III. Presto 03:08
 IV. Largo 03:23
 V. Allegretto 07:09

 録音:2003年2月

・交響曲第10番ホ短調 Op.93 [53:05]
 I. Moderato 21:58
 II. Allegro 04:49
 III. Allegretto 13:16
 IV. Andante-Allegro 13:02

 録音:2002年3月

Disc9
・交響曲第11番ト短調 Op.103『1905年』[65:45]
 I. Adagio (The Palace Square) 15:18
 II. Allegro (The 9th of January) 19:46
 III. Adagio (Eternal memory) 15:19
 IV. Allegro non troppo (The Tocsin) 15:22

 録音:2003年3月

Disc10
・交響曲第13番変ロ短調 Op.113『バビ・ヤール』[55:23]
 I - Adagio (Babi Yar) 13:47
 II - Allegretto (Humour) 07:51
 III - Adagio (In the store) 10:45
 IV - Largo (Fears) 10:47
 V - Allegretto (A Career) 12:13

 録音:2006年5月

 マリーナ・ポプラフスカヤ(ソプラノ/第14番)
 ミハイル・ダヴィドフ(バリトン/第14番)
 パヴェル・クディノフ(バス/第13番)
 ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ合唱団(第13番)
 ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団

 オレグ・カエターニ(指揮)

 録音時期:2000-2006年
 録音場所:アウディトリウム・ディ・ミラノ
 録音方式:ステレオ(デジタル)

SACD Hybrid
CD 2.0 ch./ SACD 2.0 ch./ SACD 5.1 ch.

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Symphony No. 1 I - Allegretto - Allegro non troppo 7.38
  • 02. II - Allegro 4.01
  • 03. III - Lento 7.15
  • 04. IV - Finale 8.53
  • 05. Symphony No. 15 I - Adagio 8.28
  • 06. II - Allegro 14.28
  • 07. III - Adagio 4.15
  • 08. IV - Finale 19.04

ディスク   2

  • 01. Symphony No. 12 I - Revolutionary Petrograd 12.39
  • 02. II - Razliv 8.21
  • 03. III - Aurora 4.03
  • 04. IV - The Dawn of Humanity 9.58
  • 05. Symphony No. 2 Largo 6.17
  • 06. Poco meno mosso - Allegro molto 5.15
  • 07. Chorus: "October" 5.23

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 分売を全集が追い抜くという販売というコ...

投稿日:2009/04/27 (月)

 分売を全集が追い抜くという販売というコレクター泣かせのセット。カエターニのことを知らないと切り捨てる勉強不足の評論家?にいろいろ言われたが、悪い演奏ではない。ショスタコーヴィッチにイタリアのオケというアンマッチがどんな演奏を聴かせるかカエターニの手腕なのだろう。父親に比べれるまだまだということになるけど、実力の片鱗は出したもの。全集を買うより15曲うちから、好みの曲を買うほうが正しい選択かも知れません。

ベンヤミン さん | 神奈川県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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