CD

Schumann Complete Symphonies, Manfred Overture, Weber Oberon Overture : George Szell / Cleveland Orchestra (2CD)

Schumann, Robert (1810-1856)

User Review :3.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SICC1653
Number of Discs
:
2
Label
:
Format
:
CD

Product Description

巨匠セル&クリーヴランド管による最大の遺産。
渾身のシューマン録音、日本初の全集化


1958年から1960年にかけて収録されたセルによるシューマンの交響曲全集は、同時期に録音されたコンヴィチュニー&ゲヴァントハウス管弦楽団盤やクーベリック&ベルリン・フィル盤と並び称された、アナログ時代の名盤です。シューマンの管弦楽法に積極的な改訂を施すことで、各パートが見事なバランス感を持って浮き彫りにされ、全体の響きに埋没しがちな重要な声部に光が当てられています。クリーヴランド管を格調高く統御し、透明感のある響きと立体的な構築性を獲得しているさまはまさに壮観。20世紀後半にオーケストラ芸術の頂点を極めた演奏の最高の実例のひとつといえるでしょう。
 LP発売時のジャケット・デザイン使用。(メーカー資料より)

【収録情報】
Disc1
シューマン:
1. 交響曲第1番変ロ長調 Op.38『春』
2. 交響曲第3番変ホ長調 Op.97『ライン』
3. 『マンフレッド』 Op.115〜序曲

Disc2
4. 交響曲第2番ハ長調 Op.61
5. 交響曲第4番ニ短調 Op.120

ウェーバー:
6. 歌劇『オベロン』序曲

 クリーヴランド管弦楽団
 ジョージ・セル
(指揮)

 録音時期:1958年10月24,25日(1)、1960年10月21日(2)、1959年1月21日(3)、1958年10月24日(4)、1960年3月12日(5)、1963年1月4,5日(6)
 録音場所:クリーヴランド、セヴェランス・ホール
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Track List   

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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セルはインタヴューで「シューマンのスコア...

投稿日:2017/02/25 (土)

セルはインタヴューで「シューマンのスコアの改訂は最小限でなければならない」と言っている。しかし、私の知る限り、ステレオ以降のスタジオ録音でセルほどシューマンのスコアをいじった人は他にいない(マーラー版除く)。その改訂も疑問のある部分が多すぎる。例えば、2番第1楽章展開部のトランペットの警告をカットしてしまっているが、これでは荒れ狂うシューマンの心情を表現しているとはとても言えないだろう。私はセルが大好きだが、このシューマンについてはペケだ。またいまだにこの演奏を評価する人が多いのも不思議である。シューマンは揃えばいいというものではないのだ。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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 セルが成し遂げた名演の数々の中でも屈指...

投稿日:2014/08/18 (月)

 セルが成し遂げた名演の数々の中でも屈指の名盤です。シューマンは一般に管弦楽法が得意でない(木管、弦を重ねすぎる?)と言う方もいますが、セルの演奏で聴くと響きが洗練され、かつ輝きに満ちています。緩徐楽章の情感も豊かです。録音もこの年代にしては優秀です。セルの演奏はLP時代にブラームスのピアノ協奏曲(1番はカーゾン、全曲はゼルキン)で聴き始め、只者ではない指揮者と思い、次にシューマン、メンデルゾーン、ベートーベン、モーツァルト、ドヴォルザーク等と聴き進みました。LPの音質が悪かった為もあると思いますが、一般には単なる完ぺき主義者と受け取られがちだったと思います。リマスターによるCD、SACDを聴き込むとその揺るぎ無い構成、バランスそして情熱の輝きが一貫しておりその芸術の奥深さをしみじみ感じます。本演奏もその様な表現が出来る真の名盤と思います。

J.BRAHMS さん | 神奈川県 | 不明

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