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シュレーカー:歌劇『狂える炎』(2CD)
シュレーカーの名声と影響力は、ワイマール共和国初期の数年間に頂点を迎え、当時はリヒャルト・シュトラウスに次いで最も上演されるオペラ作曲家の一人となりました。この『イレローエ(狂える炎)』は1923年にオットー・クレンペラーの指揮によりケルンで初演されたオペラです。初演は賛否両論が渦巻き、シュレーカーのそれまでの名声が崩れ始めるきっかけとなった作品ともされています。愛の場面の美しい旋律や混沌としたマーラーのような壮大な管弦楽法、そして旋律性よりも多彩な和音の音色による音響は、まさに後期ロマン派表現主義の申し子シュレーカーならでは。第3楽章の繰り返しを復活させたベートーヴェンの『運命』の楽譜校訂や、世紀末音楽の再演に力を入れている学者にして指揮者でもあるペーター・ギュルケ渾身の名演が、この作品の真価を蘇らせています。
24ビット96kHzリマスター/ソニークラシカル・オペラ・シリーズ。(輸入元情報)
【収録情報】
● シュレーカー:歌劇『狂える炎』全曲
ミヒャエル・パプスト(ハインリヒ/テノール)
ルアナ・デヴォル(エヴァ/ソプラノ)
エヴァ・ランドヴァー(ローラ/メゾ・ソプラノ)
モンテ・ペダーソン(ペーター/バス)
ハインツ・ツェドニク(クリストバルト/テノール)、他
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン交響楽団
ペーター・ギュルケ(指揮)
録音時期:1989年3月
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)