リヒャルト・シュトラウス:組曲『町人貴族』、二重協奏曲
ポシュナー&スイス・イタリア語放送管弦楽団
指揮者マルクス・ポシュナーは1971年ミュンヘン生まれ。コリン・デイヴィス、ロジャー・ノリントンなどの名指揮者のアシスタントを務めた後、インゴルシュタットの室内管弦楽団の首席指揮者に就任。2004年にはドイツ音楽協会、ドイツ・オーケストラ連盟から「ドイツ指揮者賞」を授与され、一躍脚光を浴びました。以降、着々とキャリアを重ね、2015/16シーズンより、スイス・イタリア語放送管弦楽団の首席指揮者に就任しました。彼はジャズ・ピアニストの顔も持ち、この分野でも創造性に満ちた演奏を繰り広げ、ジャンルを超えたファンを獲得していることでも知られる才人です。
この演奏は、スイス・イタリア語放送管弦楽団への就任記念ですが、リヒャルト・シュトラウス作品の中でも比較的地味な曲を選択したところが、いかにも彼らしいと言えるのではないでしょうか。伸びやかに歌う独奏楽器を自由に操る彼の手腕にご注目ください。
余白に収録されているのは、晩年のシュトラウス自身の指揮による4曲の管弦楽伴奏つきの歌曲です。まるで目の前にシュトラウスがいるかのようなリアルな録音をお楽しみください。(CPO)
【収録情報】
リヒャルト・シュトラウス:
1. クラリネットとファゴットのための二重協奏曲 (1947)
2. 組曲『町人貴族』 Op.60 (1917)
コッラド・ジュフレディ(クラリネット:1)
アルベルト・ビアーノ(ファゴット:1)
ローベルト・コヴァルスキ(ヴァイオリン・ソロ:1)
ヨハン・セバスティアン・ペーチュ(チェロ・ソロ:1)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
マルクス・ポシュナー(指揮)
録音時期:2014年
録音方式:ステレオ(デジタル)
(ボーナス・トラック)
『シュトラウス・コンダクツ・シュトラウス』
1. ベルンハルト・パウムガルトナーによる語り
2. 明日の朝 Op.27-4
3. 万霊節 Op.10-8
4. 愛を抱いて Op.32-1
5. ばらのリボン Op.36-1
アネッテ・ブルン(ソプラノ:2-5)
スイス・イタリア語放送管弦楽団(2-5)
リヒャルト・シュトラウス(指揮:2-5)
録音時期:1947年6月11日
録音方式:モノラル(ライヴ)