Elektra : Bohm / Staatskapelle Dresden, Borkh, Schech, Madeira, F-Dieskau, etc (1960 Stereo)(2CD)

User Review ：5.0

(1)

View review

Item Details

Genre

Classical

Catalogue Number

4807216

Number of Discs

Label

ELOQUENCE AUSTRALIA

Release Country

Australia

Format

Other

Import

Product Description

リヒャルト・シュトラウス：『エレクトラ』（２ＣＤ）
ボルク、マデイラ、ベーム＆シュターツカペレ・ドレスデン

ベームの、緊張感と推進力による激演
作品の知的な解釈とドラマティックな表現のインゲ・ボルク。ベーム指揮によるオーケストラのそれぞれの音と密接に関連づけられた独唱は見事。ボルクの劇的な効果を迅速に歌いあげることと、ベームのすさまじい復讐劇の本質を抉り出した意欲的な指揮とともに、作品独特の「切迫した空しさ」を表現しきった名演です。（ユニバーサルＩＭＳ）

【収録情報】
・R.シュトラウス：歌劇『エレクトラ』全曲

　インゲ・ボルク（ソプラノ：エレクトラ）
　ジーン・マデイラ（アルト：クリテムネストラ）
　マリアンネ・シェヒ（ソプラノ：クリソテミス）
　フリッツ・ウール（テノール：エギスト）
　ディートリヒ・フィッシャー＝ディースカウ（バリトン：オレスト）、他
　ドレスデン国立歌劇場合唱団
　シュターツカペレ・ドレスデン
　カール・ベーム（指揮）

　録音時期：1960年10月
　録音場所：ドレスデン、ルカ教会
　録音方式：ステレオ（セッション）

Track List

Disc 1

01． RICHARD STRAUSS

Disc 2

01． Elektra, Op 58

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

5.0

Write you own review

ﾍﾞｰﾑには白鳥の歌となった渾身のｴﾚｸﾄﾗ（81...

投稿日：2010/02/20 (土)

ﾍﾞｰﾑには白鳥の歌となった渾身のｴﾚｸﾄﾗ（81年、DVD 、VPOの圧倒的演奏、ﾘｻﾞﾈｸの熱演、熱唱）があるが、ほぼ20年前、60年録音の当盤も今なお価値を失わない。一つには歌手陣の素晴らしさ。当時ｴﾚｸﾄﾗ歌いとして世界的に評価されていたﾎﾞﾙｸ（43歳）、気品とﾄﾞﾗﾏ性あふれる名唱は、ﾆﾙｿﾝの鋭くも美しいｴﾚｸﾄﾗとはまた違った魅力を放つ。ﾏﾃﾞｨﾗ（41）は美貌の野性的ｶﾙﾒﾝとしてならした人だが、ｸﾘﾃﾑﾈｽﾄﾗも当たり役で、単なる悪女ではなく苦悩する人間としての表現が素晴らしい。男性陣もｳｰﾙ（32）、F=D（35）と表現力の優れた歌手を揃えた布陣は当時のﾍﾞｽﾄｷｬｽﾄ（もしこのﾒﾝﾊﾞｰで映像が残れば-女優出身のﾎﾞﾙｸ、美貌の演技派ﾏﾃﾞｨﾗ-魅力的な映像になったのではないか）。これを率いるのが全盛期のﾍﾞｰﾑ（66）、ｵｹがｼｭﾄﾗｽｳｽの伝統を誇るSKDとあっては成果が低い筈が無い。録音年代からの限界はあるが（再発になるときはOIBP化を！）重厚だが鋭く、圧倒的迫力はあるが誇張や絶叫に陥らないﾍﾞｰﾑのｼｭﾄﾗｳｽの素晴らしさが十分伝わってくる。歌詞がはっきり聞こえるのも良い。これで更にﾆﾙｿﾝ-ﾘｻﾞﾈｸ-ﾍﾞｰﾑの「定番ﾄﾘｵ」のｳﾞｨｰﾝ国立歌劇場ﾗｲﾌﾞ（65年）が正規盤として出れば言うことは無い。Orfeoさん是非頑張ってください。

千葉のアリアドネさん | 千葉県 | 不明

Recommend Items

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト

リヒャルト・シュトラウス

Creator：ゾロアストロ

Sell This Item