CD 輸入盤

知られざるシベリウス〜4つの世界初出曲と秘曲集 カム&ラハティ響、グラスベック、ヴァンスカ&ラハティ響、オッター、ヒュンニネン、他

シベリウス(1865-1957)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BIS2065
組み枚数
:
1
レーベル
:
Bis
:
Sweden
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

まだ世界初録音がありました!
最新発見を含む超貴重なシベリウスの宝物を公開


BISレーベルの執念で、徹底録音が続けられるシベリウス・シリーズですが、さらなる未知作品が出現しました。過去未収録のオーケストラ曲4篇とピアノ曲3篇収録。他は既存のアルバムからよりぬきの珍品を集めています。
 4つのフラグメントは、草稿がフィンランド国立図書館に所蔵されているものの、解読困難なうえ、オーケストレーションのわずかな手掛かりしか残っていない状態でした。それをティモ・ヴィルタネンの尽力で演奏可能な形となりましたが、いずれも20秒から1分強の断片のみ。おそらく1930年代前半の所産ですが、ピアノ曲『ロマンス 作品24-2』の編曲である第3曲を除くと、シベリウス後期の大胆な和声感が広がり、かの交響曲第8番にかかわる可能性が指摘されています。シベリウス・ファン必聴の重要作と申せましょう。
 ピアノ曲『アンダンティーノ ニ長調』と『即興曲 ロ短調』は2012年までハーバード大学の音楽資料館に草稿が人知れず所蔵されていた作品。前者は1889年7月28日に家族と友人のために作曲した3分程の小品。後者は1893年頃の作で、後の『6つの即興曲 作品5』の第5曲と第6曲が組み合わされた7分の作品。『アダージョ ホ長調』は1907年の作で、草稿は長らく個人蔵でしたが、2012年にフィンランド国立図書館に所有権が移ったため日の目を見ました。主題の一部が、後に弦楽四重奏曲『親愛の声』の緩徐楽章に用いられています。いずれも驚きの連続で、数あるシベリウスのアルバム中でも最重要の一枚の登場です。
 日本語解説付(歌詞訳無し)も嬉しい限りです!(キングインターナショナル)

【収録情報】
シベリウス:
1. フィンランドは目覚める(『フィンランディア』の原典版)
2. 交響詩『海の精』 Op.73(1914年エール版)
3. 4つのフラグメント (1930-57)
4. 行列聖歌 Op.113-6(管弦楽版) (1927/1938)
5. セレナータ JS169〜2つのヴァイオリンとチェロのための
6. 劇付随音楽『トカゲ』 Op.8
7. 連弾のためのアダージョ JS161
8. アンダンティーノ ニ長調 (1889)
9. 即興曲 ロ短調 (1893頃)
10. アダージョ ホ長調 JS13
11. 2つのイタリア民謡編曲 JS99
12. 君に口づけしたい (1889-91)
13. 来たれ恋人よ、来たれ JS211
14. 思い (1915) JS192
15. フリードリンの愚行 JS84 (1917)
16. ヨナの航海 JS100 (1918)

 ヤーッコ・クーシスト(ヴァイオリン:5,6)
 ラウラ・ヴィクマン(ヴァイオリン:5,6)
 タネリ・トゥルネン(チェロ:5,6)
 フォルケ・グラスベック(ピアノ:7-13)
 ペテル・レンクヴィスト(ピアノ:7)
 ヘレナ・ユントゥネン(ソプラノ:12)
 ガブリエル・スオヴァネン(バリトン:13)
 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ:14)
 モニカ・グロープ(メゾ・ソプラノ:14)
 ベングト・フォシュベリ(ピアノ:14)
 ヨルマ・ヒュンニネン(バリトン:11)
 ドミナンテ合唱団(11)
 オルフェイ・ドレンガル(15,16)
 ロベルト・スンド(指揮:15,16)
 ラハティ交響楽団(1-4)
 オッコ・カム(指揮:3)
 オスモ・ヴァンスカ(指揮:1,2,4)

 録音時期:1995-2013年1月
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 世界初出(3,8,9,10)

内容詳細

BISの執念(?)を感じる“知られざる”世界の愉しみ!冒頭のフィンランディアからして「フィンランディア」にあらずの原典版。“希少音源と初録音集”のサブタイトルに偽りはなく、断片までよくぞ集めたりの80分は盛りだくさん。そしてヴァンスカらの演奏は、愛があふれる秀逸さだ。★(田)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. Finland Awakes
  • 02. The Oceanides, Op. 73
  • 03. Jag Kysser Dig (Och Ledsnar) Ej
  • 04. Tule, Tule Kultani
  • 05. Tanken
  • 06. Oje Carul
  • 07. Trippole Trappole
  • 08. Fridolins Drskap, JS84
  • 09. Jone Havsfrd, JS100
  • 10. Serenata, JS169
  • 11. Adagio - Pi Adagio
  • 12. Grave - Adagio
  • 13. Andantino in D Major
  • 14. Impromptu in B minor
  • 15. Adagio in E Major, JS13
  • 16. Adagio, JS161
  • 17. Hul 1325
  • 18. Hul 1326/9
  • 19. Hul 1326/10
  • 20. Hul 1327
  • 21. Processional, Op. 113, No. 6

ユーザーレビュー

総合評価

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冒頭フィンランディアの原典版。いつものと...

投稿日:2014/02/25 (火)

冒頭フィンランディアの原典版。いつものと思いつつ聴いていたらコーダでサプライズがあった。聴きなれなく違和感もあるが、金管で賛歌を全部鳴らす真に感動的だ。海の精もシベリウスワールド。3曲目より歌曲。「思い」 これはシベリウスらしくないメゾソプラノの二重奏による切ないシャンソンのよう。そして合唱 どこか懐かしく、ケンタッキーの我が家を思わすような抒情。弦楽奏による哀愁漂うセレナータ かと思うとまた神秘の世界を感じる「トカゲ」、美しすぎる4曲のピアノ曲 その連弾によるアダージョなどは前衛的なものと印象派が交る。そして最後の管弦楽による5曲。これが幻の交響曲第8番に関わる可能性が高い とのこと。これは貴重なCDだ。演奏家も、ヴァンスカ、カム、オッターなど著名な音楽家が多く、音質もすばらしい。

アッキ さん | 茨城県 | 不明

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