ヴァイオリン協奏曲、吟遊詩人、森の精　ツィンマーマン、ストルゴー＆ヘルシンキ・フィル

シベリウス：ヴァイオリン協奏曲
ツィンマーマン１７年ぶりの再録音！

近年、絶好調のフランク・ペーター・ツィンマーマン。当サイトではスマッシュ・ヒットとなったシマノフスキ＆ブリテンの協奏曲集はじめ、バッハのヴァイオリン・ソナタ集やブゾーニの協奏曲、チャイコフスキー＆ブルッフの協奏曲集など、完璧な技巧により美しく入念に弾きこまれた見事な演奏ばかりで、現代最高の水準にある名手のヴァイオリンと、作品の内容を両方堪能できる高水準な仕上がりが印象的なものとなっていました。
　今回のシベリウスは、レーベルがフィンランドのオンディーヌで、共演もフィンランドのヨーン・ストルゴー指揮ヘルシンキ・フィルという本場もの。ここ数年、ハーディングやドホナーニとも共演して、シベリウスに磨きをかけているツィンマーマンだけに、ここでの演奏内容も大いに期待されるところです。
　なお、前回の録音は、ヤンソンス指揮フィルハーモニア管弦楽団と1991年に共演したもので、今回は17年ぶりということになります。演奏時間をトラック・タイムで比較すると、すべての楽章でテンポが速くなっているのが特徴的です。（ＨＭＶ）

【収録情報】
シベリウス：
・ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47 [30:23]
・交響詩『吟遊詩人』Op.64 [08:08]
・交響詩『森の精』Op.15 [24:05]

　フランク・ペーター・ツィンマーマン（ヴァイオリン）
　ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
　ヨーン・ストルゴー（指揮）

　録音時期：2008年11月19-20日（Op.47）、2010年1月29日（Op.64）、2010年3月18日（Op.15）
　録音場所：ヘルシンキ、フィンランディア・ホール
　録音方式：デジタル

【トラック・タイム】
1991 15:53 + 08:50 + 07:20 = 32:03
2008 15:09 + 08:17 + 06:57 = 30:23