シオドア・スタージョン

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猫sf傑作選 猫は宇宙で丸くなる 竹書房文庫

シオドア・スタージョン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801911918
ISBN 10 : 4801911919
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

誇り高く孤独を愛するが、寂しさを感じたとき彼らはそばにいてくれる。甘えるが媚びず、気まぐれだが頼りになる相棒。そんな不思議な生き物の名は猫―。マシュマロを焼く天才猫が登場するコイストラ「パフ」、宇宙船に乗せられた“船猫”が活躍するナイ「宇宙に猫パンチ」、傑作の誉れ高いライバー「影の船」など、愛すべき個性豊かな10匹の猫たちが宇宙狭しと跳び回る。名アンソロジストがすべての猫好きとSFファンに贈る、猫SFアンソロジーの決定版!地上でも宇宙でも、やっぱり猫は猫なのだ。

【著者紹介】
中村融 : 1960年、愛知県生まれ。中央大学法学部卒。翻訳家、アンソロジスト。主に英米のSFや幻想文学の紹介に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ままこ

    見た目は子猫でも実は…なんともいえない余韻を残すラスト「パフ」。優しくミラクルな贈り物「ピネロビの贈り物」。冒頭エドガー・アラン・ポー『黒猫』の引用と切ないラストが印象的な「ベンジャミンの治癒」。舌足らずなしゃべり方は可愛いが口は悪い猫のキム、訳もストーリーも複雑怪奇で読むのに時間がかかった「影の船」、一番のお気に入りはタイトルもユニーク「宇宙に猫パンチ」猫のケルヴィン大活躍!読みやすくスカッとして面白かった。この作品の作家ジョディ・リン・ナイさん本業が《猫を甘やかすこと》👍

  • hit4papa

    猫が登場するSFアンソロジー(ホンモノの猫であるかは別として)。作家及び名作発掘の感があり、存分に愉しめます。気まぐれかつ自己中心な猫の本性(?)を取り入れた猫好きにはたまらない、猫嫌いには納得の作品集です。〈地上編〉〈宇宙編〉の二部構成で、人語を解する猫に翻弄される研究者「ヘリックス・ザ・キャット」(シオドア・スタージョン)、宇宙の酒場の出来事「影の船」(フリッツ・ライバー)がそれぞれよろしいかと。「影の船」は、詳しい説明のないまま物語が進む想像力を試される作品で、しんどいながらも感銘を受けます。

  • sin

    コイストラ・強制された進化、人間のエゴ。ヤング・少年の短慮?名誉を感傷と引き換えに…。ダンヴァーズ・恋は盲目、または能力の行使を望まなかった男。スプリンガー・魔女!?転生する女神の恋。スタージョン・小市民、飼い猫を犠牲にする!あるいは猫は本当に人間が好きか?ナイ・猫に兵器、謙虚は美徳!ホワイト・宇宙が促す進化、惑星は袋小路…。シュミッツ・これって間一髪!ノートン・女は猫を授かり、やがて男と出逢い冒険し生涯を共にした。ライバー・想像力を試される物語、但し最後の解説めいたくだりはいただけない。

  • ゆかーん

    猫とSFという異色のコラボ。【地上編】と【宇宙編】の2部構成になっています。地上編では、不老不死的を予感させる猫たちが沢山登場し、どの猫も人間をおちょくっている感じが否めませんでした(笑)そう考えると、化け猫=不死身というイメージが頭を過るのは、必然的なことなのかもしれません。宇宙編では、あまり猫の存在を感じることはありませんでしたが、SFという目線で見ると、面白いです。入り込みやすいのは地上編だと思いますが、どれも粒ぞろいで、想像の翼が広がっていくようでした!自由奔放な猫らしさを存分に味わえました(笑)

  • NAO

    【寅年にネコ本を読もう】地上編と宇宙編からなる猫の短編集。地上編の「パフ」「ヘリックス・ザ・キャット」は、ホラーっぽいオチのSF。「化身」は北欧神話をもとにしたファンタジーだが、神話を知らなくても楽しく読める。宇宙編では、海を行く船のように守り神として宇宙船に搭乗している猫たちが、さまざまな描かれ方をしている。化け猫など、ホラーっぽい、人間に悪をなす、などのよくないイメージのある猫だが、この短編集もそういう話が多い。ファンタジーだとどうしてもそうなるのか。もうちょっとかわいい猫ちゃんを期待していたのだが。

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