読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• ☆よいこ さん

  読了日：2019/05/07

  実在のフランス人女性ソフィー・ジェルマンの伝記絵本。数学者にとって数字は、宇宙のなぞを問いかけ、さぐり、解きあかす言葉。ムッシュー・ルブランという男性名でレポートを作成し大学に送ったところ、高名な数学者がそれを認めてくれた。更にソフィーは王立科学アカデミーが求める方程式を解き明かし、賞を獲得した。フェルマーの定理を証明した最初の数学者になった。▽好きなことをあきらめない姿がいい。絵が可愛くていい。

• yomineko＠鬼畜ヴィタリにゃん🎄🎅🎄 さん

  読了日：2024/04/04

  読み友様からのご紹介本です📙フランス革命当時、女性が勉学を極めるなどもってのほかであった。賢い女性は物笑いの種だったという恐ろしさ😨女性だと相手にされないため、男性名でレポートを送ったり手紙を書いたり。しかしあの数学者ガウスは、女性だと分かると手紙を寄越さなくなった😡しかしそれでめげるソフィーではなかった！誰もが出来なかった事をコツコツとやり遂げて行く。しかし、乳がんのため惜しくも55歳の若さで世を去っている。

• モリー さん

  読了日：2019/07/06

  フランス革命の真っ只中にあっても数学に情熱を傾けた女性の物語。女性である事を隠さなければ論文に目を通して貰うことすらできなかった当時、数学に身を捧げ、振動による波の研究を続け、ついに振動の働きをあらわす方程式を書き上げる。彼女は後にこう語ったそうです。「外に対する力をもたない人ほど、内にある心はつよくなるものです。」●以下は自分の学習用にメモ。「数学は、わかりやすい決まりでできている。」「何でもきちんと並べようとする。」「数学は、つりあいのとれた方程式で世界のものごとをあらわす。」

• アキ さん

  読了日：2019/02/02

  ソフィ―・ジェルマン素数とは、Nが素数である時に２N＋１が素数である数。フランス革命に揺れるパリで、女性が数学の勉強をするなんてとんでもない当時、両親から反対されたにもかかわらず数学者の道に進み、1816年王立科学アカデミーで大賞をとった最初の女性となった彼女の半生を、シェリル・バードとバーバラ・マクリントックの２人の女性が、当時の資料をなるべく忠実に作った絵本。色とりどりの数字が彼女の周りを彩っている。数学者カール・フリードヒ・ガウスとの手紙のやり取りが女性とわかってからこなくなったエピソードが興味深い

• たまきら さん

  読了日：2019/11/22

  新着図書より。二年生の読み聞かせに持って行って大ヒットでした。日本の保育史において非常に大切な拠点でもあった労働者の町・墨田区。二年生男子たちですら、「女性が学校に行けない」「働くなんてもってのほか」な時代があったという事実にあ然。「でもお母さん頭すごくいいよ？」「なんでだめなの？」と夢中になって考えていました。素敵な男の子を育てているお母さんたちが彼らの背後にいることに気づいて、胸が温かくなりました。ちなみに彼らのクラスで一番算数が得意な子は、現在女の子です。

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