アフター・アガサ・クリスティー 犯罪小説を書き継ぐ女性作家たち

サリー クライン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865283792
ISBN 10 : 486528379X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
341p;20

内容詳細

アガサ・クリスティーが刷新した推理小説のルール、パトリシア・ハイスミスがひらいたドメスティック・ノワールの世界、シカゴを闊歩するサラ・パレツキーの私立探偵…。作家たちへのインタビューと新旧傑作の紹介でたどる100年の系譜。英語圏女性犯罪作家クロニクル。

目次 : 第1章 議論をはじめる前に/ 第2章 なぜ女性は犯罪小説を読むのか/ 第3章 黄金時代―アガサ/ 第4章 振りかえり、そして跳躍する/ 第5章 私立探偵/ 第6章 イギリス警察の女性たち/ 第7章 アメリカ警察の女性たち/ 第8章 レズビアンの主人公登場/ 第9章 黒人、身体障がい者、見える存在、見えない存在/ 第10章 法医学に携わる女性たち/ 第11章 キラー・ウィメン、ドメスティック・ノワール、女性に対する暴力/ 第12章 刑事司法、書評とステータス

【著者紹介】
サリー クライン : イギリスの文学者、伝記・小説作家。ダラム大学とランカスター大学で修士号を取得、ロイヤル・ソサエティ・オブ・アーツやアングリア・ラスキン大学に所属し、ケンブリッジ大学で教鞭をとった。著書であるラドクリフ・ホールの伝記Radclyffe Hall:a Woman Called John、評論Lifting the Taboo:Women,Death and Dyingなどで文学賞を受賞している。ほかにゼルダ・フィッツジェラルド、ダシール・ハメットの伝記など、本書を含め12冊のノンフィクションと2冊のフィクションを執筆した。2022年没。本書が最後の著書となった

服部理佳 : 翻訳家。早稲田大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    中高生の頃、アガサ・クリスティーを良く読んでいました。またナイル殺人事件のイメージで、ナイル川クルーズの旅行もしたことがありました。 ところで本書ですが、クリスティー以降の代表的な女性ミステリ作家を作家毎に考察するのかと思いきや、ジャンル毎だったのでイメージが異なりましたが、こういった評論は初めてなので興味深く読みました。サリー・クラインは、初読ですが、本書が遺作とのこと、ご冥福をお祈りします。https://sayusha.com/books/-/isbn9784865283792

  • パトラッシュ さん

    英米でミステリは書くのも読むのも女性が中心になっている現状を、クリスティーを先駆とする女性作家たちの活躍から跡付けていく。当初はポワロを筆頭に白人男性の探偵役ばかりだったが、やがて女が暴力行使を伴う私立探偵の分野にも進出し、あらゆる職業への女性進出拡大に伴ってレズビアンや黒人、障害者まで探偵役に起用されるなど、女性がキャリアを生かした犯罪物を書くことが広まってきた系譜が改めて見えてくる。多くの作家へのインタビューによる創作への思いや秘話も豊富で、これまで断片的に読んできた諸作品を系統的に読み直したくなる。

  • くさてる さん

    「日常的に暴力のリスクや不安に晒されている女性たちが、犯罪小説を好んで読むのはなぜだろうか」1920年代のクリスティーから現代にいたるまでの女性作家による犯罪小説の系譜を豊富なインタビューと丁寧な分析によって追ったもの。読み応えもあり、女性の社会的地位の変化や時代の変遷などの影響で犯罪小説がどう変化していったかが分かりやすかった。とても興味深い内容だったのだけど、残念極まりないのは……(コメント欄に続きます

  • 一柳すず子 さん

    リゾーリ&アイルズとか警部ヴェラとかが好きなんだなという印象。ドラマ見てみようかな。取り上げられていた本が案外翻訳されていないようなので残念。ジョセフィンテイが探偵のものとか読んでみたい。

  • 秋生 さん

     クリスティー後について年代順にあたっていくのかと思ったら、章ごとのテーマに沿って考察しているのが興味深かった。女性だから・・・・・・とか、いろんなわけかたを社会も当事者もしなくなったときが、ほんとの平等が訪れたときなのかなと思った。

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サリー クライン

イギリスの文学者、伝記・小説作家。ダラム大学とランカスター大学で修士号を取得、ロイヤル・ソサエティ・オブ・アーツやアングリア・ラスキン大学に所属し、ケンブリッジ大学で教鞭をとった。著書であるラドクリフ・ホールの伝記Radclyffe Hall:a Woman Called John、評論Liftin

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