私たちは電気でできている(仮)

サリー・アディー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791776511
ISBN 10 : 4791776518
フォーマット
出版社
発行年月
2024年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
380p;19

内容詳細

21世紀最大の科学的発見!?  生体電気研究の最前線
骨、皮膚、神経、筋肉など、私たちの体のすべての細胞は、小さな電池のように電圧を持っている。この生体電気があるからこそ、私たちの脳は体に信号を送ることができる。本書では、電気を当てると死んだカエルの筋肉が痙攣することを発見して生体電気研究の端緒を開いたイタリアの物理学者ガルバニから現在までの生体電気研究の歴史をたどり、この研究を実際の医療に応用しようとする最新研究を紹介し、「21世紀最大の科学的発見」となる可能性を秘めた生体電気のすべてを余すところなく描く。

【著者紹介】
サリー・エイディ : 科学技術ライター。New York Times、BBC Future、Quartz、The Economistなどに寄稿。New Scientist誌とIEEE Spectrum誌で10年間にわたり技術特集の編集者を務めた経験を持ち、シリコンバレーの血液クリニックを取材した記事でUS National Press Club賞、BT Information Security賞、Guild of Health Writers賞などを受賞している

飯嶋貴子 : 翻訳家。サンフランシスコ州立大学大学院比較文学修士課程修了。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Sosseki さん

    神経が電気で信号を送っていることも、体内にイオンチャネルや細胞内外で電位差があることも「知って」いたつもりだったが…。電気についての研究の歴史もかなり面白かったが、発生に大きな影響を与えていることや、治療への応用等全く知らなかった(リハビリの電気治療等かなり疑わしいと思っていた)。カエルロボット、サイボーグまがいの研究は、役に立ったとしても、進めるべきかは疑問だが、誰も止められないのだろう。

  • 葵 さん

    生体電気に関してはそれほど理解が深くないので、解読と話の流れを掴むのに少し苦労した。 よく考えると、神経と電気信号を経由しての伝達方法は全く違う。だけど、例えば遺伝子がタンパク質でできていると途中まで思われていたように、脳が体を動かすのは神経を通してだと考えられていた。体に電気が通っているということ、そして0 or 1の2bitで運動の信号が伝えられていることを初めて知った研究者は、遺伝子の正体がDNAとわかった時と同じような驚きを持ったのかな。

  • Shori さん

    魅力的なテーマ。ガルヴァーニの生体電気の発見は、ヴォルタの電池の発明で影に追いやられた。細胞の活動電位のメカニズムが解き明かされた直後、DNAの発見が全てを変えた(細胞内のイオンを観測できなかったことも一因)。偽科学・偽医療の歴史と不可分だったことも、この分野の研究者にはマイナス。脳に刺激を与えて頭を良くするとか鬱を治すとか、一見怪しい。初期実験が誇大広告されることも。著者は、こうした治療法をなぜ薦めるのかを問え、と説く。がんの早期発見と緩和にも活用できる可能性もあり、には心躍った。

  • Ryo Sogawa さん

    生体に電気が及ぼす影響についての研究の歴史。比較的未開拓の分野かな、確かに。

  • gox2 さん

    思ったより生体電気に関する技術的な話よりも歴史の話が多かったという印象。生体電気の基本(静止電位、活動電位、再分極)が再確認できた事と、損傷電流による回復のメカニズムが分かったのはよかった。バンドエイドに微弱電流を流すと傷の治りが早くなるという論文があったりするけれど、これを本格的に実用化するにはまだもう少し時間がかかるような気もする。

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