ウォール・ストリート・ジャーナル陥落の内幕 なぜ世界屈指の高級紙はメディア王マードックに身売りしたのか

サラ・エリソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784833419581
ISBN 10 : 4833419580
フォーマット
出版社
発行年月
2011年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,439p

内容詳細

品位ある「高級紙」は、「大衆紙」となって生き残ることを選んだ…。「良質なジャーナリズム」は、もはや死語なのか。元社員が暴く、名門新聞社の内紛と「招かざる救い主」とは。

【著者紹介】
サラ・エリソン著 : ニューズウィークパリ支局の記者を経て、ウォール・ストリート・ジャーナルの記者として10年間、パリ、ロンドン、ニューヨークで取材活動を行う。メディア業界をカバーした記事で、2007年にニューヨーク・ニュースウーマンクラブから、2008年にニューヨーク・プレスクラブより受賞。現在も、バニティ・フェアに寄稿するなど、精力的に取材・執筆活動を続けている。ニューヨーク、ブルックリン在住

土方奈美訳 : 日本経済新聞社を経て、2008年にフリーに。米国公認会計士資格(CPA)保有。経済・金融分野を中心に翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まめタンク さん

    2020年57冊目。すごい本ですね、メディア王マードックが欲しくてたまらなかったウォールストリートジャーナルをいかに買収し、編集長をクビにして好き放題やってます的な事が400ページに渡って書かれています。

  • sasha さん

    ルパート・マードックによる買収劇を丹念に描いている。小説を読んでいるように面白いのだが、アメリカのメディアをまったく知らないと辛いかも。世界的高級紙もマードックの下、大衆紙へと変貌した。新聞業界の衰退は何もアメリカだけの問題ではない。いずれ日本の全国紙でも似たようなことが起きるのかなぁ。

  • Mana さん

    とても素晴らしい内容だった。買収前からジャーナルの抱える問題も取り上げていて単にマードックが悪いということではすまない難しさを感じた。そういう意味では新聞業界の先行きの悪さも心配される。ストーリーも盛り上がって登場人物も活き活きして描かれていると思う。とても面白い。

  • roxy001960 さん

    バンクロフト一族の関係がわからなくて、思わず家系図を書いてしまったのは私だけ?マードックは何が欲しかったんでしょうね。WSJという名前?新聞に対する情熱はあっても、中身をあんなに変えてしまうなら、クオリティj-ペーパーに対する戦略があったとは思えない。WSJに対する著者の思いが感じられる1冊でした。

  • gonbee さん

    世界有数の経済新聞買収を巡る関係者の話。ジャーナル出身者によるものの為か、ジャーナリズムの独立性にフューチャーしすぎ、「会社は誰のものか」についての解説は不足していてもったいないが、自己保身と思い込みに支配された登場人物達の活躍は面白く、それらから読み手がガバナンス論へつなげる事は可能。コミカルなのは、沈みゆく紙媒体を巡ってガチャガチャやっている事であり、一部現場を除くと皆インターネットへの認識が不足している事。結局マードックも一世代前の人という事か?

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