サミュエル・ベケット

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モロイ

サミュエル・ベケット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309207698
ISBN 10 : 4309207693
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
316p;20

内容詳細

世界現代文学における不朽の名作「小説三部作」はここから始まった―ベケット没後50年個人訳刊行第1弾。

【著者紹介】
サミュエル・ベケット : 1906‐1989。アイルランド出身の小説家・劇作家。1927年、ダブリン・トリニティ・カレッジを首席で卒業。28年、パリ高等師範学校に英語教師として赴任し、ジェイムズ・ジョイスと知り合う。30年、トリニティ・カレッジの講師職を得てアイルランドに戻るも翌年末に職を離れ、その後パリに舞い戻る。33年末から35年末にかけて鬱病の治療を受けにロンドンで暮らし、一時は精神分析を受ける。その後ダブリンやドイツ各地を経て37年末再びパリへ。38年、路上で見知らぬポン引きに刺される。39年夏に一時ダブリンに戻るも、フランスがドイツと交戦状態に入ってまもなくパリへ戻る。戦中はフランスのレジスタンス運動に参加。秘密警察を逃れ、南仏ヴォークリューズ県ルシヨン村に潜伏、終戦を迎えた。46年頃から本格的にフランス語で小説を書きはじめる。69年、ノーベル文学賞を受賞。映像作品を含む劇作や短い散文の執筆を、フランス語と英語で晩年まで続けた

宇野邦一 : 1948年生まれ。哲学・フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 南雲吾朗 さん

    正直に言って感想を書くのが非常に難しい。読了後、まだ頭の整理ができない。書くべき要素が多すぎる。この本が非常に良い本だと言う事をうまく伝えられない。確かに読書中は思考、感情の混乱が激しく読むのを中断することもあったが、そうすると、またどうしても本を開きたくなる中毒性なものがこの本にはある。ベケットの文章は本当に不思議だ。訳者があとがきで書いている「ベケットの言葉に固有の毒性、腐食の作用いったものに私は気づきはじめた。」

  • ケイトKATE さん

    行く当ても分からず暗い道を歩いているかのような読書だった。『モロイ』は、第一部がモロイという老人が母親を探して彷徨い、第二部が探偵のモランがモロイを探しに息子を連れて旅する構成になっている。第一部がモロイの独白、第二部がモランの独白で話が進むが、共に話の主題から大きく脱線して、モロイは目的を果たせず、モランはモロイに会ったのか会えなかったのか分からず曖昧な形で終わる。『モロイ』は意味不明で変な小説かもしれない。しかし、私はサミュエル・ベケットが、人間の思考というものが実は文章にすると、辻褄が合った(続く)

  • erierif さん

    ベケットの作品で大事なのは「わからない」ということだと思うんです。「わからない」けどすごく好きになる人がいる。(保坂和志 文藝 2019秋号より)最初の数ページで「わからない」となってこの一文に励まされ最後まで読んだ。わからなくていいんだなって肩の力が抜け文章の流れに乗ってみたら、読んでいていつのまにか違う場面になって全然違う展開に流れてしまったりどうしてそうなった???と飽きれるばかり。また実験的とか不条理とか技巧に走った冷たさがなく魔法や不思議の国にいるような楽しさ面白みがあって読んでいる間(続

  • イシザル さん

    モロイも、モランも、希望のない退廃的な世界に(戦後のぼろぼろのヨーロッパ?)居るようだが、最後蜜蜂が飛んでた。蜜蜂が飛んでるってことは、花があり、植物が、育ってる。地球としては、希望が、ある。きっと。たぶん。

  • kurupira さん

    妄想の連鎖が文章の波となって読者へ押し寄せる。全てのページが文字ぎっしりで読中に中弛み感があったものの、モラン章になってペースをあげることができた、、と思ってたら、モランがモロイっぽくなっていき、あれ二人はすでに何処かで遭遇してたかと錯覚。詩人の頭・作者の思考を覗くとこんな感じかもと感じたが、その迷走っぷりからそれこそ瞑想でもして心を落ち着かせたらと思うが、ベケットにとって文章で頭の中から出力する事が重要なのかもしれない。おしゃぶり石の感覚が分かる様でなんか嫌だなあ、子供の時に経験あるのかな。。

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サミュエル・ベケット

1906‐1989。アイルランド出身の小説家・劇作家。1927年、ダブリン・トリニティ・カレッジを首席で卒業。28年、パリ高等師範学校に英語教師として赴任し、ジェイムズ・ジョイスと知り合う。30年、トリニティ・カレッジの講師職を得てアイルランドに戻るも翌年末に職を離れ、その後パリに舞い戻る。33年末

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