宇宙創成 上 新潮文庫

サイモン シン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784102159743
ISBN 10 : 4102159746
フォーマット
出版社
発行年月
2009年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,387p

内容詳細

宇宙はいつ、どのように始まったのか?人類永遠の謎とも言えるその問いには現在、ある解答が与えられている。ビッグバン・モデル。もはや「旧聞」の感さえあるこの概念には、実は古代から20世紀末の大発見へと到る意外なエピソードと人間ドラマが満ちていた―。有名無名の天才たちの挑戦と挫折、人類の夢と苦闘を描き出す傑作科学ノンフィクション。

目次 : 第1章 はじめに神は…(天地創造の巨人からギリシャの哲学者まで/ 円に円を重ねる/ 革命もしくは回転 ほか)/ 第2章 宇宙の理論(アインシュタインの思考実験/ 重力の闘い ニュートンvsアインシュタイン/ 究極のパートナーシップ 理論と実験 ほか)/ 第3章 大論争(宇宙を見つめる/ 消えますよ、ホラ消えた。/ 天文学の巨人 ほか)

【著者紹介】
サイモン・シン : 1967年、イングランド、サマーセット州生れ。ケンブリッジ大学大学院で素粒子物理学の博士号を取得し、ジュネーブの研究センターに勤務後、英テレビ局BBCに転職。TVドキュメンタリー『フェルマーの最終定理』(’96年)で国内外の賞を多数受賞し、’97年、同番組をもとに第1作である同名書を書き下ろす

青木薫 : 1956年、山形県生れ。京都大学理学部卒業、同大学院修了。理学博士。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    著者のサイモン・シンは『フェルマーの最終定理』においてもそうだが、(少なくても私たち素人から見れば)その内容をひじょうによく把握しているように思われる。また、そうでなければ、これだけわかりやすく解説することはできないだろう。しかも、わかりやすいだけではなく、その展開がきわめてスリリングなのである。例えば、第1章ではビッグバン・モデルに至るまでの前史が語られるのだが、とりわけティコ・ブラーエとヨハネス・ケプラーの邂逅のくだりなどは、それが歴史的事実でありながら、あたかも小説を読んでいるかのような面白さだ。

  • 三代目 びあだいまおう さん

    新型コロナで世界が未曾有の閉塞感に苛まれている今、我が身の知的好奇心を刺激したくて。難しい事柄を分かりやすく説く術はある意味究極の知性。その意味本書は大変優れ、古代天文学からニュートンの重力、アインシュタインの特殊・一般相対性理論、果ては宇宙創成ビッグバンまでわかりやすい!天才達の『現象を仮説想像し理論立てする至高脳』と、それを検証するための道具、望遠鏡が捉える光の感度の進化!無限の好奇心と探求心は最近の『ブラックホールの撮影成功』にも連なる!多くの図解が我々の理解力を補足してくれる素晴らしい良書‼️🙇

  • 修一郎 さん

    サイモン・シンにどっぷり浸かってます。上巻はギリシャ時代まで遡り,知の巨人達が理論と実証を組み合わせていかに地球の大きさ/星の距離/地動説と,宇宙の姿を明らかにしていったかを丁寧に綴る天文学史だ。これが滅法面白い!ビッグバン史なんだからハッブルの赤方偏移から書くのかと思いきや,それは上巻の最後に御登場,赤方偏移の観測までには科学者達が連綿と観測と理論構築を続けたことや,特殊/一般相対性理論とビッグバン理論との関連についても知ることができて,もうワクワクモノ。次は電波天文学史か?と期待しつつ下巻へ。

  • hiro さん

    『フェルマーの最終定理』を読んで、非常にわかりやすく書かれていて、面白かったので、宇宙はいつ、どのように始まったのかという、より興味があった、この本を読むことにした。上巻を読んでいると、以前TVでこの内容を観たことがあるのに気が付いた。そして、それが天文学者のカール・セーガンが監修した『コスモス』だと思い出した。上巻は、やっとビックバンの手前までたどり着いたところなので、さらに下巻が楽しみだ。第V章の『大論争』では、あの『Xファイル』が登場して驚いたが、その中のモルダーとスカリーの会話には笑ってしまったw

  • 夜間飛行 さん

    アリスタルコスの太陽中心モデルを、ギリシアの人々は、地球が動くなら人間はなぎ倒されるはずだと考え退けたという。誰が笑えようか。16世紀にコペルニクスが地動説を唱え、17世紀ニュートンが力学を創始することで近代科学が始まった。20世紀の天才アインシュタインも、ニュートンを《あなたの時代において最高の思想と創造力を持つ人物》と讃えたそうだ。そのアインシュタインにしてからが静的宇宙を信奉する余り無駄な宇宙定数を導入した。ビッグバンモデル成立までの紆余曲折を見ていると、理論と観察こそ科学の両輪なのだと改めて思う。

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