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Symphonies Nos.1, 2, Nonet : Neil Thomson / Goias Philharmonic

Guerra-Peixe, Cesar (1914-1993)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
8573926
Number of Discs
:
1
Label
:
:
International
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ゲーハ=ペイシ:交響曲第1番、第2番、九重奏曲

ナクソスがブラジル外務省の提携で進めているブラジル音楽のシリーズ、最新盤は20世紀ブラジルの作曲家セーザル・ゲーハ=ペイシの交響曲集です。彼の2つの交響曲は、同じ作曲家によるとは思えないほど対照的な作風を示しています。
 1937年、ゲーハ=ペイシは新古典主義とナショナリズムの影響を受けていましたが、ハンス=ヨアヒム・ケルロイターの指導のもとセリエリズムに傾倒。しかし6年間の作曲活動の後、このスタイルを放棄し民族主義的な美学へと回帰しました。交響曲第1番はセリエリズム時代の代表作で、約20分の短い作品。ロンドンでBBC交響楽団により初演され、ヘルマン・シェルヘンも演奏しました。木管楽器1(第2クラリネットを追加)、トランペット、ティンパニ、ピアノ、弦楽器という簡潔な編成が特徴で、放送オーケストラでの演奏を念頭に置いて書かれています。また、この時期の最も重要な室内楽作品のひとつが九重奏曲です。フルート、クラリネット、ファゴット、トランペット、トロンボーン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノのために書かれ、1948年にシェルヘンの指揮で初演。厳格なセリエリズムを採用し、旋律やリズムの繰り返しを避けた作風が特徴です。
 その後、ゲーハ=ペイシは民族主義的な作風に回帰し、交響曲第2番『ブラジリア』を作曲。この作品は1960年にブラジルの首都「ブラジリア」建設を記念するコンクールのために書かれたもので、優勝作品には当時としては高額な賞金が用意されていました。多くの作品が提出されましたが、どれもも1位を獲得することはなく、ゲーハ=ペイシの交響曲第2番、クラウジオ・サントロの第7番、ホセ・グエラ・ビセンテの第3番が2位となり、賞金は授与されることなく、この結果に落胆したゲーハ=ペイシは、以後交響曲を作曲することはありませんでした。国家的な祝賀行事用に書かれただけあって、第1番とは対照的にわかりやすくノリやすいメロディやリズムが効果を意図して使われており、1963年のリオデジャネイロでの初演も成功を収めました。合唱はヴォカリーズ主体で全体の響きに溶け込みつつ、壮大なスケール感を演出。最終楽章の中間部では工事の停滞を暗示するかのような場面もありますが、やがて労働者たちに向けたクビチェック大統領の演説の録音が流されると音楽は勢いを増し、壮大なクライマックスとなって曲を閉じます。(輸入元情報)

【収録情報】
ゲーハ=ペイシ:
1. 交響曲第1番(1945-46)
2. 九重奏曲(1945)
3. 交響曲第2番『ブラジリア』(1960)

 ゴイアス交響合唱団
(3)
 ゴイアス・ユース交響合唱団(3)
 ゴイアス・フィルハーモニー管弦楽団
 ニール・トムソン
(指揮)

 録音時期:2017年11月25-27日
 録音場所:ブラジル、ゴイアニア、オスカー・ニーマイヤー文化センター
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 世界初録音(1,2)


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Comprehensive Evaluation

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