基本情報
内容詳細
ときは19世紀初頭、ロンドンでの貧窮生活と生命の危機をくぐり抜け、ウィリアムとサラのソーンヒル夫妻は植民初期のシドニーにたどり着く。舟運の仕事についたウィリアムは、やがてシドニーから隔たった入植地に希望を見出し一家で移り住むが、無人の未開地と思われたそこは、先住民が伝統的な暮らしや祭祀を営む場所だった…。異文化との出会いと衝突、そして和解に至る道のりで、「記憶」はいかに物語られるのか。多文化にひらかれた新たなアイデンティティを模索するオーストラリア社会に、深い衝撃をもたらした現代の古典。
【著者紹介】
ケイト・グレンヴィル : 1950年、シドニーに生まれる。現代オーストラリアを代表する作家の一人。シドニー大学で芸術学を学び、映画制作会社に勤務。その後、イギリスとヨーロッパで数年間を過ごし、執筆活動をはじめる。1980年に米国に渡り、コロラド大学でクリエイティブ・ライティングの修士号を取得。1983年にオーストラリアに戻った後、テレビ局に勤務しながら最初の短編集Bearded Ladies(1984)を出版する。以後、これまでに9冊の小説作品と3冊の創作論(うち1冊は共著)、『闇の河』(The Secret River)執筆の経緯をまとめた回顧録、ノンフィクション作品を発表している
一谷智子 : 1974年、京都に生まれる。筑波大学大学院教育研究科修了。博士(文学)。現在、西南学院大学文学部英文学科教授。専門はオーストラリアを中心とした英語圏文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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taku さん
読了日:2019/10/28
su-zu さん
読了日:2016/04/09
APOM さん
読了日:2016/03/25
meiji さん
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100名山 さん
読了日:2016/03/26
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人物・団体紹介
ケイト・グレンヴィル
作家。1950年、オーストラリア、シドニーに生まれる。シドニー大学で芸術学を学び、大学卒業後、ドキュメンタリー映画の編集の仕事に従事。20歳代後半でイギリスにわたり、編集者・フリージャーナリストとして数年を過ごす。その後アメリカのコロラド大学で作家としての勉強を始め、クリエイティブ・ライティングの学
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