グレーアム・スウィフト

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マザリング・サンデー 新潮クレスト・ブックス

グレーアム・スウィフト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784105901455
ISBN 10 : 4105901451
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
170p;20

内容詳細

メイドに許された年に一度の里帰りの日、ジェーンは生涯忘れられない悦びと喪失を味わった。平易な言葉で巧緻に世界を描き出す、ブッカー賞作家の新たな代表作。2017年ホーソーンデン賞受賞作。

【著者紹介】
グレアム・スウィフト : 1949年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学卒業後、ヨーク大学でも学び、英語教師を経て、80年、The Sweet Shop Owenerで作家デビュー。83年刊行の『ウォーターランド』でガーディアン小説賞ほか受賞、96年、『最後の注文』でブッカー賞ほか受賞。10作目の小説となる『マザリング・サンデー』は、「最良の想像的文学作品」に与えられるホーソーンデン賞を受賞した

真野泰 : 1961年生まれ。学習院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    新潮クレストなので背表紙を見ずに本文へ。そうして良かった。読む人のどの琴線に触れるかで持つ想いが異なる小説だと思う。彼女は言う。本当の事は語らない。抉られた心の奥を何十年もオブラートで包んで、痛みをなるべく感じないようにしてきた傷。終わりは分かっていて、でも夏のような春の日、本来はひとりぼっちの日だから尚更心が浮き立ってしまった。春の陽光と悲しみが溶け合った思い出となって付きまとう。「うん、ジェイ、かかったね」 答える声の落ち着きと甘さ。無駄な射出。いない母。なれなかった母。失った恋。救ったのは本。

  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中 さん

    メイドに許された年に一度の里帰りの日。3月だというのに6月のような素晴らしい陽気の中、お屋敷のメイド、ジェーンは秘密の裏道を自転車で駆ける。 その驚くべき美しい1日。不貞とも名づけたくない僅かな恋の結びつき。冗長な程に丁寧でロマンティックに描写されたそのひと時の恋の物語が、少しずつ彼女にとってどんな1日だったか紐解かれていく感じが何とも英国的。 何の前情報もなしに読んだので、まどろっこしくエロティックな描写に戸惑ったが、だからこそ読み終えた時の余韻はひとしお。ぜひ前情報なしに、最後まで読んでほしい作品。

  • fwhd8325 さん

    物語はとても静かで繊細です。しかし、この物語にはとても熱い魂があります。そしてその魂は、読者である私たちを優しく包んでくれているように感じます。映画も見たかったなと思いましたが、近隣での公開は終了していました。

  • はるを さん

    🌟🌟🌟☆☆。映画『帰らない日曜日』を鑑賞後、読了。ホーソーンデン賞受賞作。読む時は時間をたっぷり作って一度頭を空っぽにしてジェーンの視線を通じて彼女とシンクロし想像力を掻き立てながら(映画の脳内補完も兼ねて)読み進めるという我ながら凄く上質な読書をしているな、と感じながらの体験だった。この作品に限っては映画を踏まえていた方がより楽しめそうな気がします。ちょっと難易度は高めなので文学系や洋書を読み慣れていない方にはオススメしません。関係ないですが、新潮クレストは装丁がちゃちくて嫌い。

  • ケイ さん

    下層階級から、本を手にすることにより道を見出す女性。とても好きな、特に前半はその世界に浸りきっていたくなるほど好きな作品だが、どうも簡単すぎる気がしている。シンデレラになるのが容易すぎはしないだろうか。コンラッドだけで導かれるだろうか。なにか読み落としていたのではないかと、ページを飛ばしてしまったのだろうかという気がいつもしてしまう

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