グニラ・ガーランド

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ずっと「普通」になりたかった。

グニラ・ガーランド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784907725143
ISBN 10 : 4907725140
フォーマット
出版社
発行年月
2000年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,286p

内容詳細

いじめられた。仲間はずれにされた。ずっと「世界」になじめなかった。大人になってわかった。私は、「普通」と違う脳の持ち主だったんだって。高いIQをもちながら“高機能自閉症”に苦しんだ著者が“救い”を見出すまでの全記録。

目次 : 愛してもらうには見返りがいるの?/ 私の“言葉”は役に立たないの?/ 人はみな同じ顔をしているの?/ 両親は愛さなくちゃいけないの?/ 「お友だち」って何?/ 「いじめられる」って何?/ どうして「学校」に行かなくちゃいけないの?/ いじめられっ子になったとき/ お医者さんごっこ/ 私は「だめな子」なの?〔ほか〕

【著者紹介】
グニラ・ガーランド : スウェーデン生まれ。幼いころより周囲との違和感に悩んでいたが、成人してから自分に高機能自閉症という障害があったことを知り、却って心の安らぎを得る。その体験をつづった本書は、「自分探しの物語」として話題になる。スウェーデン在住

ニキリンコ : 著者と同様、幼いころより周囲との違和感に悩みながら育つ。いわゆる進学校の高校を経て、大学に二度入学するも、二度とも中退。30代になり自閉スペクトラムの一種、アスペルガー症候群との診断を受ける。心理・神経学関係の書籍を求めて外国語の本を多数読み込むうち、翻訳家として独立。現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    当事者だからぶつかる問題を見せつけられた感じです。普通であることに馴染めないことは普通とは違うことだったというのが痛みとして刺さりました。高い知能を持ちながらもアスペルガーという壁に苦しむのは当事者として共感できるところです。生きづらく、様々なことに敏感になってしまう悩みの中にいないといけないのはやはり辛いですね。普通になりたい、周りに馴染めるようになりたいという思い。少しでも道が開けることを願うばかりです。

  • 恋空 さん

    息子が発達障害なので熟読しました。生きにくい障害です。理解していただくには相当難しい。…>_<…

  • ツカモトカネユキ さん

    2000年訳発行。1997年原版発行。生来の機能障害に自身が気づかず、他人にも気づかれず苦悩しながら成人していく様が書き連ねられます。生まれついての本分が何であるかを自分で気づくことは難しいと感じます。信頼のおける他人に指摘されてはじめて気づく様は、信頼と真実の在り様を教えてくれます。自分の世界と外との違いのあまりにも異なる世界でもがく姿は痛ましく、一般的な「普通」になりたかった訳でなく、原版のタイトルの「本当の人」を目指した姿が物語られます。25年経た今、どのような世界に見えるのかが気にかかりました。

  • 中山りの さん

    著者の半生が綴られている。前半は障害特性からの困りごとが中心。次第に二次障害的な生きづらさ、いやもっと広く人生のことが語られていく。澱みのない文章で引き込まれて読んだ。 「私はたまたま生物学的な障害を持って生まれ、しかも、機能不全家庭に生まれてきたが、それは単なる偶然にすぎない。仮にこの障害を持って生まれなかったら、ずっとひどい神経症になっていただろうと思う。(中略)もっとまともな家庭に育っていたら、私はもっと自閉症らしくて、その代わりもっと幸福だったかもしれない」

  • ナナン さん

    全体的に良かったのだけど、アスペルガー症候群故の問題と機能不全家庭および虐待の問題は分離して書いてほしかった。自叙伝だからどれも省くことはできない要素なのだろうが、定型発達者が自閉症スペクトラムについて理解しようとして本書を手に取った場合、混乱を招くと思う。どちらかというと当事者向けの内容。

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グニラ・ガーランド

自閉症スペクトラムの機能障害をもち、1996年の著書“En riktig m¨anniska”(『ずっと「普通」になりたかった。』ニキ リンコ訳 花風社2000)でデビューをした。大学で自閉症および知的障害について勉学を積み、自閉症およびアスペルガー症候群についての相談や指導について長い経験を有する

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