グウェン・ブリストウ / ブルース・マニング

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姿なき招待主 扶桑社ミステリー

グウェン・ブリストウ / ブルース・マニング

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594094706
ISBN 10 : 4594094708
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;16

内容詳細

クリスティーの名作『そして誰もいなくなった』の9年前に刊行された記念碑的作品がついに邦訳!
奇妙な電報によって、摩天楼のペントハウスに集められた、街の名士8人。
夜のパーティーと思いきや、それはおそるべき死のゲームの開幕だった――
ラジオを通して語りかける、姿なき招待主【ルビ/ホスト】が、1時間に1人ずつ、客を殺してくというのだ!
密室状況のなか進められていく殺人計画。
犯人は、そしてその目的は?
『九番目の招待客』の原作となったサスペンスフルなミステリー。
〈解説・三門優祐〉

【著者紹介】
中井京子 : 立教大学大学院博士前期課程修了。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • cinos さん

    まさに『そして誰もいなくなった』の原型で、クローズドサークルの始祖なんでしょうね。トリックがうまくいくのかわかりませんが、心理対決で劇に向いているようです。『九番目の招待客』も読まなきゃ。序文で書かれている『鉄の二輪戦車』が読みたいけれど、翻訳されていない?

  • koo さん

     奇妙な招待状を受け取った8人が1ヶ所に集められ姿を見せないホストに1人1人殺されてゆくサスペンス。真犯人のトリックの実現性には疑問符がつきますし終盤に向けて失速が惜しいですが1ヶ所で次々と殺される恐怖感は中々のものでした。「ねじれた家」の例もありますしクリスティがこの作品のプロットを消化して改良したのが「そして誰もいなくなった」になったとしか思えません。特に冒頭の叙述的手法は本作でも見られておりクリスティがどう改良したか想像するのも楽しいです。いやあ貴重な発掘本ですね、一読の価値ありです。

  • asobi さん

    今読むとどうしても色眼鏡が入っちゃうし、当時の技術を考えると点数が割り引かれるのは止むを得ないが、弱小出版社の廉価版出版という事情を考えても出来の良い作品だと思う。あっさりしている(というかあれと比較しちゃうから、最後が)というのは、サスペンス小説としては悪くない。次に戯曲版を読み比べて、出版事情を裏読みする楽しみもあるよ。

  • Inzaghico さん

    原書は”The Invisible Host”というタイトルで1930年に刊行。帯にある「『そして誰もいなくなった』の先駆的作品」というのは嘘ではない(『そして〜』は1939年の作品)。 クリスティの作品とは最後がやや異なるが、姿が見えない人間に声だけで操られる怖さにゾクリとする。互いが疑心暗鬼に陥っていく様子も怖い。真相はあっさりとしているが(当社比)、そこに至るまでのぞわっとした得体のしれない怖さ。佳品でした。

  • 藤中恭美 さん

    招待客が殺されるといった展開なのでこういう感じに似た設定の「そして誰もいなくなった」を連想させる。 でも本書はその前に書かれているのだからもしかしたらアガサ・クリスティーが真似した可能性も(笑) でもこちらの死のゲームは仕掛けが多いのでどちらかというと映画「ソウ」に近いかもしれない。 単純明快なのでつぎは誰が殺されるのか果たして誰が犯人なのかという興味でサクサク読める。 最初にあった死体とか、執事と料理人の扱いとかはちょっと雑とかの疑問もあるけれど、でも全体的には楽しめたからいいやという感じです。★★★☆

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