クロード・レヴィ・ストロース

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月の裏側

クロード・レヴィ・ストロース

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120044243
ISBN 10 : 4120044246
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
追加情報
:
161p;20

内容詳細

人類学者の眼差しが捉えた日本、日本人、日本文化。20世紀後半の思想界をリードした知の巨人は、かくも深く日本を理解し、そして愛した。

目次 : 世界における日本文化の位置/ 月の隠れた面/ 因幡の白兎/ シナ海のヘロドトス/ 仙〓(がい) 世界を甘受する芸術/ 異様を手なずける/ アメノウズメの淫らな踊り/ 知られざる東京/ 川田順造との対話

【著者紹介】
クロード・レヴィ=ストロース : 1908年11月28日、ブリュッセル生まれ。1959年から82年までコレージュ・ド・フランスで社会人類学の教授を務める。73年、アカデミー・フランセーズ会員に選出される。2009年10月30日、パリにて逝去

川田順造 : 1934年(昭和9年)、東京に生まれる。東京大学教養学部教養学科(文化人類学分科)卒、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。パリ第5大学民族学博士。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授、広島市立大学国際学部教授、神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授を経て、神奈川大学特別招聘教授、神奈川大学日本常民文化研究所客員研究員。2009年(平成21年)、文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    11年初出。文化はその本質からして共役不可能だ(13頁〜)。日本人の思考は、主体を消滅してしまったように思えない。 主体を一つの結果にする(38頁)。男性原理は東、女性は西(74頁〜)。 ストロース:日本人が過去に示した独創性で私たちを豊かにしてくれる(147頁)と好意を示される。縄文文明の独創性、特殊性 にも触れている(147頁)。

  • たくぼ さん

    夜な夜な寝床で読んで、これを難解と思ってしまう私の読解力は幼稚園レベルで、付いた付箋の数は数えるほどだった。とはいえ付いた付箋の箇所を再読すると、示唆に富んだ内容であったことがわかる。河合香織さんの「分水嶺」で紹介されている本著の引用部分である「おそらくすべての国のなかで日本だけが、過去への忠実と、科学と技術がもたらした変革のはざまで、これまである種の均衡を見出すのに成功してきました。」という部分にも、付箋があった。ふむ、やっぱり難解なのだ(ここだけ抽出したからだな)。★★★★

  • スイ さん

    日本神話は日本神話で完結するものだと思い込んでいたが、世界の伝承との似通いから、同じ物語が人々の移動によって伝わっていったのかも知れないことに視界が広くなった気分。 ただ、著者があまりに日本を美化していていたたまれない…。 本人も来日して思い込みに気づいたところもあったようだけれども。

  • roughfractus02 さん

    5度来日をした著者が、訳者を聞き手として日本文化を語る本書は、極東という地勢からこの国を様々な東西文化の集積地と捉え、その表われとしての芸術、民芸、神話を構造分析する。一例として『古事記』が西洋に紹介された際、神話的素材を「完璧に整理した」と評価されたと紹介する著者は、同書を「変換の一覧表」とし、この国を諸文化の変換群と見る。一方、エジプト神話との差異をスサノオとセトから始め、天界の行路を邪魔する役はエジプトでは猿の神だが、猿田彦でない点に対立関係を抽出し、バージョンとしての日本神話を神話構造に組み込む。

  • 塩崎ツトム さん

    アウトサイダー(レヴィ=ストロース)とインサイダー(川田順造)が見た「この国のかたち」。文化を語るということは、比較すること。折り目(対象軸)を見つけること。時間軸と地理的結びつきの琴線を手繰り寄せること。考え続けること。

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