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新版画の世界 川瀬巴水から吉田博まで 美しく進化する浮世絵スピリット

クリス・ウーベンレック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784756257796
ISBN 10 : 4756257798
Format
Books
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

現代グラフィックアートの源流。世界のクリエイターや漫画・アニメ作家たちをも魅了する、革新的な版画表現。

浮世絵のエッセンスに西洋画の技法を取り入れ、明治〜昭和にかけて製作された「新版画」。日本らしい情景を追求した精緻で立体感のある版画は、懐かしくもモダンな表現が魅力です。本書では、代表作家の川瀬巴水や、アニメ・漫画界も注目する吉田博、美人画の名手・橋口五葉、伊東深水など、オランダの個人コレクションと版元・渡邊家のコレクションから、他にないセレクションで新版画を紹介します。


《著者情報》
クリス・ウーベンレック
著・文・その他
オランダ出身の美術商、キュレーター。版画を中心に、日本美術を紹介する多くの展覧会を企画。

古家満葉(長野県立美術館)(フルイエミツハ)
監修

鮫島圭代(サメジマタマヨ)
翻訳

【著者紹介】
クリス・ウーレンベック : 美術商、キュレーター。1982年にホテイ・ジャパニーズ・プリンツを創業し、40年以上日本の版画を取り扱う。1992年に、ロバート・O・ミュラーコレクションの20世紀の日本の版画を紹介する展覧会を、国立民族学博物館(ライデン)など各地で開催し、以来日本美術を紹介する多くの展覧会を企画する。2007年から2017年まで、アムステルダムの私設美術館「日本の版画」の館長兼キュレーターを務め、その傍ら、2011年から2021年にかけて日本博物館シーボルトハウスで、歌川広重、歌川国芳、歌川国貞、月岡芳年、尾形月耕などの展覧会を企画した。さらに2016年にはベルギー王立美術歴史博物館の大規模な浮世絵展、2018年にはアムステルダムのゴッホ美術館でのゴッホと日本展にも携わっている

ジム・ドウィンガー : 木版画を専門とする日本美術史家。現在はホテイ・ジャパニーズ・プリンツに勤めながら、日本美術誌『Andon』の編集を行う

フィーロ・オウウェレーン : ライデン大学日本学大学院修了。専門は日本美術とメディア。日本博物館シーボルトハウスに日本研究者として働いたのち、現在は、ホテイ・ジャパニーズ・プリンツ(ライデン)に勤める。木版画から現代のアニメまで、日本の視覚文化に関する講義を行い、ビジュアル・アーティストとしても活動し、日本美術史への情熱を自身の作品に投影している

古家満葉 : 長野県立美術館学芸員。一橋大学言語社会研究科修了。川崎市市民ミュージアムを経て現職。専門は日本近代版画

鮫島圭代 : 美術ライター、翻訳家、水墨画家。学習院大学美学美術史学専攻卒。英国カンバーウェル美術大学留学。美術展の音声ガイド制作に多数携わり、美術展、展覧会図録、美術書、美術教材、雑誌・Web記事の執筆および翻訳を手がける。また水墨画の個展やパフォーマンスを国内外で行い、オンラインで墨絵教室を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まーくん

    川瀬巴水の作品に初めて出会ったのはいつだったか?多分、偶然入った美術展だったような…。「新版画」の成立ちも知らずに気に入った作品の画像を取り込み、賀状に使ったりしていた。国内で評価が高まってきている「新版画」は海外では昔から根強い人気があったらしい。スティーブ・ジョブズやダイアナ妃が部屋に飾っていたという。本書は40年以上日本の版画を扱っているオランダの美術商・キュレーターのクリス・ウーレンベックが「川瀬巴水から吉田博」までと題し、浮世絵精神を残し懐かしい日本の美を感じる「新版画」を集めた画集の翻訳版。⇒

  • keroppi

    川瀬巴水が好きで、この本も手に取ったが、巴水以外にも新版画の魅力的な作品が多数収められていた。風景画だけでなく、美人画や役者絵、花鳥画も。明治後期から昭和まで、新しい浮世絵を目指した新版画。この本、オランダで開催された展示会の図録で、解説もオランダの研究者が書いている。こういう展示会、日本でもやって欲しいなぁ。

  • yyrn

    西洋の印象派にも影響を与えた浮世絵の系統を受け継ぎ、明治・大正・戦前の昭和期に活躍した新版画家たち。川瀬巴水や吉田博は知っていたが、もっと多くの版画家たちがいたことを(素晴らしい数々の版画202点とともに、その歴史的背景も含めて)なんと外国人が丁寧に解説している本。まことに研究者とはすごいものだなw。▼この本はヨーロッパで催された新版画の展覧会の図録の翻訳本で、様々な風景画や美人画(これがすごい!)、歌舞伎役者絵も豊富なうえに、個々の作品解説に加えて、当時の画壇や版元との関係、それぞれの系列など、⇒

  • takao

    ふむ

  • skr-shower

    他地区図書館本。見つけたので家でじっくり。川瀬巴水・吉田博・小村雪たい・渡邊庄三郎、良い。展覧会図録なので散漫な印象は仕方なし。

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