基本情報
内容詳細
江戸時代、東海道の土産物として流行した庶民の絵画、大津絵。鬼が念仏を唱え、神々が相撲をとり、天狗と象が鼻を競う―。奇想天外な世界をいきいきと描くその伝統は、いかに人気を博し、そして消えてしまったのか。多彩な78種の画題をオールカラーで掲載し、愛すべきヘタウマに込められた諷刺と諧謔の精神を解き明かす。柳宗悦や梅原龍三郎、河鍋暁斎、ピカソさえも魅了された大津絵の全貌が文庫オリジナルで今よみがえる。
目次 : 第1章 江戸の庶民絵画、大津絵の歴史(大津絵の発祥/ 礼拝用の大津絵神仏画/ 戯画から教訓絵へ/ 護符としての大津絵/ 大津絵の現在)/ 第2章 楠瀬日年の『大津絵』(仏/ 庶民の神々/ 鬼/ 英雄/ 若衆・奴・芸能民/ 美人/ 鳥獣)/ 第3章 楠瀬日年と大津絵―再発見と創作(大津絵に魅了された近代の洋画家たち/ 楠瀬日年の江戸民衆芸術への憧憬/ 楠瀬日年の大津絵論/ 楠瀬日年の『大津絵』版画集)
【著者紹介】
クリストフ・マルケ : 1965年、フランス生まれ。1989年から92年に東京大学留学後、浅井忠と明治美術史についての研究でフランス国立東洋言語文化大学(INALCO)より博士号取得。現在、同大学教授。2011年から16年まで日仏会館フランス国立日本研究センター所長。専攻は日本近世・近代美術史と出版文化史。1999年にジャポニスム学会賞、2016年に日仏図書館情報学会賞を受賞。フランスで歌麿、北斎、中村芳中、河鍋暁斎など、江戸・明治の画譜の翻訳復刻を多数出版している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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HANA さん
読了日:2017/01/16
katsubek さん
読了日:2016/09/22
荒野の狼 さん
読了日:2020/11/21
bX さん
読了日:2016/10/18
ワッピー さん
読了日:2017/03/19
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