クリストファー・ライアン

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性の進化論 女性のオルガスムは、なぜ霊長類にだけ発達したか?

クリストファー・ライアン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861824951
ISBN 10 : 4861824958
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
520p;20

内容詳細

パンツを穿いた“好色なサル”は、20万年にわたって、どのような“性生活”を送ってきたか?今後、人類のSexはどう進化するのか?本書は、進化生物学・心理学、人類学などの専門分野の知見をもとに、人類20万年史における性の進化をたどり、現在の私たちの性と欲望のあり方の謎に迫った「性の進化論」である。米国で『キンゼイ・レポート』以来と言われる“大論争”を巻き起こし、世界21か国で翻訳出版されている。

目次 : 序文 人類の“セクシュアリティ進化”の真実―人類の女性に、なぜオルガスムが発達したのか?/ 第1部 進化論は“性”をどのように扱ってきたか?/ 第2部 先史時代の人類の性生活―“エデンの園”は、性の楽園だったのか?/ 第3部 われわれの祖先の日常生活/ 第4部 性器とオルガスムの進化論/ 第5部 人類のセクシュアリティ進化の未来は?

【著者紹介】
クリストファー・ライアン : 心理学者、調査心理学博士。サンフランシスコのセイブルック大学で、調査心理学の博士号を取得。アラスカ、タイ、メキシコなど世界中をめぐって得た各地の性文化に対する見識を活かして、人間のセクシュアリティの本性に焦点を当てた心理学研究を進め、本書の元となった「先史時代における人類の性の起源」の博士論文を執筆した。現在、バルセロナに在住し、バルセロナ医学大学講師と、複数の病院の顧問をしている。さまざまな雑誌・新聞、TVやインターネットでも活躍している

カシルダ・ジェタ : 精神科医、医学博士。モザンビーク生まれ。子ども時代に勃発した内戦を逃れ、ポルトガルで教育を受けた。1980年代末、医師として内戦で荒れ果てた故国を癒すために、モザンビークに戻る。北部の僻地で、5万人に1人の医師という環境で、医療活動を7年間行なった。また、AIDS予防のためのWHOの性行動調査の責任者も務めた。モザンビークで、ほぼ10年間にわたって活動したのち、ポルトガルで精神医学・労働医学の両分野でレジデントとしての訓練を終えた

山本規雄 : 1967年、東京都生まれ。出版社等勤務を経て、現在、翻訳業・編集業に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 34 さん

    著者たちの主張はとてもシンプル。@人類は狩猟採集時代、非常に平等主義的な社会を営んでいた。A人類にもっとも似ている種はボノボである。B人類の性は本質的にボノボに似ているはずであり、農耕社会以前には人類は乱婚的で性的にも平等主義的な社会を営んでいたにちがいない。前半は、どう見ても「進化論」的ではない推論や論争的なレトリックに違和感を覚えたが、後半になると著者たちのあまりにあっけらかんとした主張(たとえば女性がセックスのときに大きな声を出すのは他の男性を呼びよせているから)に偏見が正されるようなおもいもした。

  • Francis さん

    ニューヨークタイムズ年間ベストセラー、世界21カ国で刊行された本。一夫一婦制の結婚制度を発達させてきたと考えられてきた人類は実は近縁の類人猿ボノボと同じような乱婚制だったが、農耕革命以降、財産の所有との兼ね合いから一夫一婦制を取るようになったことを論証している。最近話題の「暴力の人類史」の著者スティーブン・ピンカーが批判されているなど、実に興味深い本。他の人も言ってるけど、エッチな話はほとんどありません。大真面目な考察の本なので気を付けてください。

  • smatsu さん

    面白い本ですが、いくつか残念なところがあります。まずページ数の割に情報量が少ない。読者を楽しませようとしていろいろ言葉を重ねているんだと思いますが、できればべしゃりではなくネタで勝負して欲しい。もうひとつは、本書で「どうだ知らなかったでしょう」という感じで出してくるネタに既知の話が多かったこと。これは著者のせいではなくて、日本では橘玲という人がいて進化心理学などの最先端の話を整理して面白そうなネタはすでに本に書いてしまっているからなんですよね。日本の読者はある意味、恵まれているのかも知れないです。

  • ばにき さん

    性について普段常識と考えられていることは文化的なものであることが多い。誤解の多い分野かと思う。ただし 進化的に正しいことと倫理的に正しいことは区別する必要があるだろう。

  • ルナティック さん

    興奮がMAXになると、なぜ女性は大きな喘ぎ声を出すのか?AV映像等で、なぜ男性は、1人の女性&複数男性の性描写に興奮するのか?等々・・・本能に刻まれているですって?ヘェ〜と読む。ホラ、遺伝子を残すために・・・文化だ社会だ理性だ、と、世の中闊歩しても、本能にがんじがらめ〜?(笑)と、真面目に性の進化を語っています。そりゃ研究者文献だからネェ。でも、著者はユーモアあるらしく、楽しい描写が多々あり、難しいが魅力ある一冊。エロを期待して読んではいけない。エロ描写など、無いんだからね。

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