基本情報
内容詳細
確立されて以来、長らく側弯症の保存的治療において確固たる地位を占めてきたシュロス法。本書は、重度の側弯症にも有効とされるシュロス法の三次元的側弯症治療の実践的専門書である。
シュロス法では、弯曲し捻れた脊柱をまっすぐにするためのさまざまなエクササイズと特別な呼吸テクニックを組み合わせ、個別のケースに適した修正運動を患者自ら行う。最新のエビデンスに基づく、側弯症の診断所見や根拠などの基礎知識から運動の方針と提案まで、幅広い知識と技術が習得できる。成功例の治療経過やシュロス法の歴史的な成り立ちも紹介し、歴史と現在、原理と最新治療から包括的にシュロス法を解説。豊富な写真と図表で効果的な実践へと導く。
シュロスセラピストだけでなく、シュロス法習得をめざす理学療法士、運動療法士に、あるいはシュロス法における施術者育成の際の参考書としても大いに活用できる。オールカラー。
◎原著第8版のポイント
・全面的な改訂および構成の刷新
・最新の科学的知見すなわちエビデンスに基づく内容の増補
・新たなカラー写真を多数追加
著者:
クリスタ・レーネルト・シュロス
1924 年マイセンで生まれる。約50 年にわたり理学療法士として側弯症治療にあたる。母親が開発した呼吸整形外科システム・シュロス法により、多くの治療成果を上げている。1961 年から1995 年まで、医師らの協力の下、バート・ゾーベルンハイムのカタリーナ・シュロス病院の院長を務める。理学療法士や医師向けの多数の講演、論文、講習、映像メディア、また患者の自宅訓練のためのレコードなどで、シュロス法の三次元的側弯症治療を実演している。これらを通じて、多くの患者を助け、母親が残した功績が評価されることに努めている。
ペートラ・グレブル(Petra Gr?bl)
修士・医学博士。1968 年オーストリアのグラーツで生まれる。1986 年から1991 年までカール・フランツェンス大学(グラーツ)でスポーツ科学を学んだ後、理学療法士の専門教育を修了。2002 年から、主に脊柱の生体力学および側弯症の機能的背景を研究。あらゆる年齢の側弯症患者の理学療法の基礎としてシュロス法を考察し、ヨアネウム応用科学大学(グラーツ)で、エビデンスに基づく背景的知識と併せてシュロス法の概念を教えている。シュロス法により、多くの側弯症患者の治療を行っている。若者の身体の理解や意識の育成が課題であると考え、『スポーツ科学的および理学療法的な側弯症治療におけるコンピューターゲームを活用した治療的アプローチ』により、2012 年に博士号(自然科学)を取得。側弯症治療で成果を上げるには、基礎的な生体力学理解、正確な運動の蓄積、患者のコンプライアンスの教育体制が不可欠と考えている。これらが広く理解されることを重要と考えており、本書の改訂に携われたことを光栄に思っている。
監修:
中村 尚人(なかむら なおと)
理学療法士、シュロスセラピスト。株式会社P3代表取締役。エボリューションウォーキング?、ファンクショナルローラーピラティス? 考案者。1999年理学療法士取得後、慈恵医科大学附属第三病院・柏病院、永生クリニック・老人保健施設マイウェイ四ツ谷にて臨床を経験。2011 年に八王子にて、スタジオ「TAKT EIGHT」(www.takt8.com)を立ち上げる。予防医学の実現のため、2013 年株式会社P3を設立。日々臨床を行う傍ら、ヨガやピラティスの指導も行う。
訳者:
吉水 淳子(よしみず じゅんこ)
奈良女子大学文学部社会学科哲学専攻を卒業後、大阪府立大学大学院綜合科研究学科文化学専攻を修了。医薬翻訳者として、独語および英語の翻訳を手掛ける。訳書に、『クラニオセイクラル・オステオパシー』『エビデンスに基づく高齢者の作業療法』(いずれもガイアブックス)など。
【著者紹介】
クリスタ・レーネルト・シュロス : 1924年マイセンで生まれる。約50年にわたり理学療法士として側弯症治療にあたる。母親が開発した呼吸整形外科システム・シュロス法により、多くの治療成果を上げている。1961年から1995年まで、医師らの協力の下、バート・ゾーベルンハイムのカタリーナ・シュロス病院の院長を務める。理学療法士や医師向けの多数の講演、論文、講習、映像メディア、また患者の自宅訓練のためのレコードなどで、シュロス法の三次元的側弯症治療を実演している
ペートラ・グレブル : 修士・医学博士。1968年オーストリアのグラーツで生まれる。1986年から1991年までカール・フランツェンス大学(グラーツ)でスポーツ科学を学んだ後、理学療法士の専門教育を修了。2002年から、主に脊柱の生体力学および側弯症の機能的背景を研究。あらゆる年齢の側弯症患者の理学療法の基礎としてシュロス法を考察し、ヨアネウム応用科学大学(グラーツ)で、エビデンスに基づく背景的知識と併せてシュロス法の概念を教えている。シュロス法により、多くの側弯症患者の治療を行っている
中村尚人 : 理学療法士、シュロスセラピスト。株式会社P3代表取締役。エボリューションウォーキング、ファンクショナルローラーピラティス考案者。1999年理学療法士取得後、慈恵医科大学附属第三病院・柏病院、永生クリニック・老人保健施設マイウェイ四ツ谷にて臨床を経験。2011年に八王子にて、スタジオ「TAKTEIGHT」を立ち上げる。予防医学の実現のため、2013年株式会社P3を設立。日々臨床を行う傍ら、ヨガやピラティスの指導も行う
吉水淳子 : 奈良女子大学文学部社会学科哲学専攻を卒業後、大阪府立大学大学院綜合科研究学科文化学専攻を修了。医薬翻訳者として、独語および英語の翻訳を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
クリスタ・レーネルト・シュロス
1924年マイセンで生まれる。約50年にわたり理学療法士として側弯症治療にあたる。母親が開発した呼吸整形外科システム・シュロス法により、多くの治療成果を上げている。1961年から1995年まで、医師らの協力の下、バート・ゾーベルンハイムのカタリーナ・シュロス病院の院長を務める。理学療法士や医師向けの
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