クライブ・ハミルトン

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目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画

クライブ・ハミルトン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864107471
ISBN 10 : 4864107475
フォーマット
出版社
発行年月
2020年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
426p;19

内容詳細

◎世論と政策のキーマンをどう操り、反対者を沈黙させるのか? 
おそるべき影響力工作の全貌が白日の下にさらされる、禁断の書。

◎原著は大手出版社Aleen&Unwinと出版契約を結んでいたが刊行中止、その後も2社から断られた。
「(本書の)販売中止を決めた自粛は自己検閲だ」(フィナンシャル・タイムズ)と物議をかもし、
中国共産党の海外工作ネットワークをすべて実名入りで解明した、執念の本格研究、ついに全訳完成!

◎オーストラリア政財界・メディアに介入した手法は、日本にも使われている!
「中国が他国をどのように影響下におこうとしているのかを知りたければ、まず本書を読むべきである。」
(ジョン・フィッツジェラルド教授の推薦の言葉)

◎「世界各国のモデルになるのでは」とされる、ターンブル政権の外国人・企業からの献金禁止の法制化や
「スパイ活動」の定義拡大の動きに本書が先鞭をつけた。
「中国による浸透工作が半ば完了しつつあった時、強烈なウェイクアップコールとなったのが、
ハミルトン教授による本書「サイレント・インベージョン」である。本書はオーストラリアを変え、
アメリカにも大きな影響を与えた。」(監訳者解説より)


目次

第一章 オーストラリアを紅く染める
第二章 中国は世界における自国の立場をどう見ているのか
第三章 僑務と華僑
第四章 黒いカネ
第五章 「北京ボブ」
第六章 貿易、投資、統制
第七章 誘惑と強要
第八章 新旧のスパイ
第九章 「悪意あるインサイダー」と科学機関
第十章 オーストラリアの大学で「魂に工作する」
第十一章 文化戦争
第十二章 中国の友人:親中派
第十三章 自由の価格
監訳者解説


著者紹介
クライブ・ハミルトン
オーストラリアの作家・批評家。著作には『成長への固執』(Growth Fetish)、『反論への抑圧』(Silencing Dissent:サラ・マディソンとの共著)、そして『我々は何を求めているのか:オーストラリアにおけるデモの歴史』(What Do We Want: The Story of Protest in Australia)などがある。14年間にわたって自身の創設したオーストラリア研究所の所長を務め、過去数年にわたってキャンベラのチャールズ・スタート大学で公共倫理学部の教授を務めている。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 榊原 香織 さん

    続編が最近話題になってるので、昨年出たこれをまず読んでみた。 オーストラリアが知らないうちに中国共産党に浸食されている、という告発書。 ファーウェイや孔子学院はアメリカでも問題になったし。 衝撃的だけど、話半分で聞いておきたい気もする

  • TakaUP48 さん

    2段組で行もびっしりの中味の濃い本。読めば読むほど、狡猾な中国の世界征服作戦が伝わってくる。世界ナンバーワン大国を目指す「中国の夢」を掲げる習近平の野望。アメリカとの同盟関係にある日豪の切り離し作戦。豪は今や、貿易と投資、留学と通信でズブリと刺さっている。ファーウエイやハイクビジョンのIPカメラの拡大で、情報は北京へ。政界・マスコミを操る巧妙な浸透工作で、豪の対中世論をコントロール。電力もほぼ掌握してコントロール可能に。同じ手法で、日本も狙われる?政治家を中国へ無料ご招待!何処かで聞いたことがある…。

  • 姉勤 さん

    「人道上の配慮」を名目、もしくは責務とした、天安門事件を逃れた漢人の保護のをきっかけとした永住権の付与によって、オーストラリアの政界,財界,メディアが中国共産党の干渉下に置かれ、法や権利を明け渡していった事例の数々。パンダハガー(中共に抱きつく者)と呼ばれる利によって動く者、洗脳にも見た確信的に動く者、様々なトラップによって活動せざるを得ない者等の「実名」と「具体例」をその厚いページで挙げる。対岸の火事、もしくはヘイト本と捉えるのは各人の自由。言論の自由、思想信条の自由は「まだ」建前上は保証されている。

  • おおにし さん

    原著は2018年。その後オーストラリア政府が中国に対して反旗を翻したことで外交関係は悪化し、現在中国の経済制裁にオーストラリアは苦しめられている。本書に登場する孔子学院については欧州でも社会問題となっている。中国の目に見えぬ侵略は全世界に及んでいるのだ。

  • Rebel 001 さん

    8/13にポンペオ国務長官が孔子学院を「米国の大学や学校などで、中国政府のプロパガンダと有害な影響を拡散する機関」との認識を表明。外交使節としての登録を義務付けた。本書第10章でも触れられており、解説で山崎氏が触れられている通り、この本がアメリカにも大きな影響を与えたのだと実感しました。この先、経済的にも安全保障に於いてもデカップリングが進行し、どちらの側につくのか態度を明確にしていかなければならない。日本が間違った選択をしないよう祈るばかりです。

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