キュロスの教育 西洋古典叢書

クセノフォン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784876981496
ISBN 10 : 4876981493
フォーマット
発行年月
2004年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,461,10p

内容詳細

理想的君主と仰がれたペルシア帝国の始祖キュロスの生涯について歴史小説風に描写し、あるべき政治と教育を論じた大作。「アナバシス」とともにクセノポン二大主著になっている「キュロスの教育」を本邦初訳。

【著者紹介】
松本仁助 : 大阪大学名誉教授。1927年大阪市生まれ。1951年京都大学文学部卒業。同志社大学教授、大阪大学教授、大阪学院大学教授を経て2002年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • roughfractus02 さん

    ヘロドトス『歴史』の記述より、本書のペルシア王キュロス2世は理想化していると言われる。ギリシア積年の敵であるペルシアの貴族階級にこそギリシアの高次の文化を見出せると考える著者は、本書をギリシアの教育への提言と意図し、ギリシアの読者を挑発していたように思える。「美にして善(カロカガティア)」は敵にこそあり、ギリシアの誰もが共有するとされる「真理(アレテー)」は、この美徳なしに行いとして現れない、という懸念が著者にはあった。子供の教育にあまり関心のないギリシアに対し、著者は国家の衰退の兆候を感じていたようだ。

  • ハルバル さん

    ペルシア王国創始者キュロスを理想的な君主像として描き、支配者のあるべき姿を説く。クセノポンはアテナイのような徹底した民主政治よりもスパルタやペルシアのような優れた王によって統治される政体を理想としていたらしい。しかし民主政治に衆愚が付き物なように、無能な王や後継者によってそれもまた堕落することを簡潔に記す。スサ王アブラタダスと王妃の夫婦愛と悲しい結末、その王妃を愛してしまうメディア貴族、息子を殺された復讐の為にキュロスを助けるアッシリア太守など様々な人間模様も面白く歴史小説のように読めた。

  • ちょこも さん

    アナバシス同様、あの時代の様子が今もこうやってうかがい知れ、またすでにこのような表現をしていたことに感動。 ただ、自分の読解力の低さ故か、なぜドラッカーがあれだけ激賞するのかは理解できなかった。ちょっと間をおいてから再読してみるつもり。

  • tooka さん

    支配権を獲得するよりそれを持続させることのほうが難しい。現代でも通用する教訓も多い。

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クセノフォン

430〜425‐355〜350B.C.。古代ギリシャの軍人、文筆家。アテナイのエルキア区出身。若い頃にソクラテスと出会い、弟子となる。前401年にペルシア王子キュロスの遠征に参加し、キュロスの戦死後、1万人のギリシャ傭兵軍の退却を指揮する。前380年代にスパルタ領のスキルスに移り住み、以後は執筆を中

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