ギュンター・リアー

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パリ 地下都市の歴史

ギュンター・リアー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784887217737
ISBN 10 : 4887217730
フォーマット
出版社
発行年月
2009年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21cm,241p

内容詳細

パリの巨大な地下世界は、900年の歳月をかけてその怪しい触手を延ばし続けていた。パリの地下に魅せられた著者2人が、メトロポリスの忘れられた痕跡に潜入し、200点に迫る図版と共に、その歴史を詳説する。

【著者紹介】
ギュンター・リアー : 1949年生まれ。作家、放送ジャーナリスト。1977年よりパリ在住。フランスのマスコミとパリの歴史に関する著作多数

オリヴィエ・ファイ : 1966年生まれ。数学と物理の教職の傍ら、写真家として活動。1990年代からパリの地下をモチーフに作品を制作している

古川まり : 1962年生まれ。翻訳家。1979年よりドイツ在住。マインツ大学で歴史、ドイツ文学、美術史を専攻し、2006年より翻訳事務所を開設。ライター、通訳としても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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本書が面白いのは、単にパリの地下を歴史的...

投稿日:2009/12/18 (金)

本書が面白いのは、単にパリの地下を歴史的に解説した学術書とせずに、近年のパリ地下都市をドキュメンタリー取材しながら、1800年以降から現在までのパリの地下を、あたかも近未来的な地下世界に迷い込んだように、錯覚させてしまう読み物としたから面白い。「こんな発想がよくでてきたなぁ〜」なんて事が、四半世紀前までは現役であったこと。そんな地下都市が実在したことが確認できる、仏文学・仏映画好きにはたまらない読み物であり、参考書にもなりうる。その内容は「パリ地下都市の歴史」よりは「パリ地下都市の稗史」と呼ぶに相応しい。

salamat さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • filter さん

    パリの地下がまるで地下要塞か迷宮の様に通路が広がっているというのがすごく興味深い。また、石膏や石灰の採取から始まった採掘が行先不明の地下遺跡として歴史に関与している様が面白い。知ってはいたけれどパリってどれだけ臭かったんだとちょっと苦笑しました。 数多くのカラー写真、図も魅力的でとても良い本でした。

  • 蒔葉 さん

    「レ・ミゼラブル」好きとして気になったこの一冊。地下道という切り口からパリという都市が新たに浮かび上がる・・・。興味深く読みました!―ただ本当に悪臭がしてきそうな感覚にはなります(苦笑)

  • yoei H さん

    同じ人間とはいえ文化圏の違いって否応なく存在してしまうよなと改めて感じた。村上春樹さんの‘’世界の終わりとハードボイルドワンダーランド‘’の世界観もこういう地下都市から着想を得たりしたんだろうか。

  • a-park さん

    華やかな都市の足元には数百年の昔から続く大地下道ネットワークが……というそれだけで嫌が追うにも盛り上がるテーマを、様々な方面から丹念に追いかけてまとめた力作 / 政府による200年にわたる調査にもかかわらず現在でも地下道の全貌が判明していないというのには圧倒される

  • 渓流 さん

    花の都パリの地下に存在する多数の空洞、花の町を造るために石材、石膏を掘り出した跡の空隙、そこは華麗なる文化とは対極の死臭の漂う暗黒が支配する。その空間を過去から現在までいろんな視点から光を照射したまことに持って興味あふれるルポルタージュ。「華やかなりし文化は、暗黒を作り出すことによってしか花咲かない」このテーゼをパリの地下から考えた壮大な文明論として読んだ。

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