キャロル・オコンネル

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生贄の木 創元推理文庫

キャロル・オコンネル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488195182
ISBN 10 : 4488195180
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
624p;15

内容詳細

森の中で、袋に入れられ木から吊るされていた三人。イカれたパーティー・ガール、狂気に冒された配給所の聖女、そして小児性愛者。唯一の目撃者は、妖精のような顔立ちの、ウィリアムズ症候群の少女だった。マロリーは、少女の繊細な心を思いやるチャールズと対立しながらも、自分を慕う少女に犯人を思い出させようとする。マロリーと少女の奇妙な絆を描く、好評シリーズ最新刊。

【著者紹介】
キャロル・オコンネル : 1947年、米ニューヨーク州生まれ。カリフォルニア芸術大学、アリゾナ州立大学に学ぶ。46歳でデビュー作『氷の天使』を刊行、たちまち評判に

務台夏子 : 英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    私刑を科したい相手は誰にでもいる。瞬発的にであれ、消えない憤怒からであれ。マロリーはそれを自分の十戒にしたがってやり遂げる。自らが傷付いてもやろうとする。見守るライカーとチャールズ。今回はライカーに軍配。チャールズの愚か者め、少女をマロリーから庇護している気でいたか。思い知れ。マロリーの私刑完遂は、爽快感より感傷をもたらす。彼女は愛情表現が下手なだけなのを私たちは知っているから。勝利の結び目のことも、ホタルのことも、ジャズの譜面も。未来のチャールズが花をむしるシーンでマロリーの不在に胸が痛くなった。

  • 紅はこべ さん

    NYに君臨するセレブ女性から、身寄りを失った5歳の女児まで、女達の闘いの物語。勿論最強はマロリーなんだけど。フィービへの態度がマロリーにしては礼儀正しかったのは、彼女の倫理観、或いはその欠如の表れかも知れない。グレイスやウィリーには蔑みしかなかったが、フィービのしたことについては共感とまでは言えないにしても、弾劾する気はなかった。最弱に見えた少年が最後まで自分の見たものについての証言を枉げなかった。弱さの仮面を被った強さ。にしても、NYの警察や司法機関って本当にこんなに闇なの?

  • yumiha さん

    マロリーシリーズ12冊め。お馴染みの登場人物が出てくると、旧友に再会したようななつかしさがこみ上げてくる中毒者になっちまった💦本書で一番心惹かれたのは、8歳のココ。妖精の顔立ちと優れた聴力を持つウィリアムズ症候群(全く知らない障碍だったのでググった)。ラストのココの「これが上っ面なの?」とチャールズに迫る箇所には、ウルウルさせられた。このところのマロリーシリーズは、読者の涙を誘う。もちろんブラックユーモアで笑わせてもらえる箇所も多数。「ボスとトラブったら先に撃つ」など貴重な(?)アドバイスも多数。

  • akio さん

    いつの間にかマロリーの新作が!!すっかりこのシリーズとも長いお付き合いになりました。前作の衝撃のラストシーンから、何が起きたのか、何も起きなかったのか、マロリーはやっぱりマロリーです。でも確かに何かが違う…ように感じました。陰惨な事件とホタルの光。こんな対象的な象徴がヒロインの秘めた心のように感じるのは私の感傷かもしれません。チャールズと一緒に花占いしますかね。

  • しましまこ さん

    ワイヤーカートに常にバット。ミセス・オルテガ、こんなにステキなご婦人とは!初っ端から嬉しくて転がりまくり。今回はセントラルパークの木に吊るされた3人、目撃者の少女と過去の事件と。最初は相変わらず容赦なしのマロリーにグフグフしながらゆっくり(勿体ないから)読んでたんだが、過去の事件の陰惨さにどんどん追い詰められて一気読み。今回も泣かされたよ。マロリーと少女とチャールズと。何でこんな文をポンともってくるかな、確信犯だよ、またヤラレたよ…もう続きが読みたくて堪らん!

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キャロル・オコンネル

1947年、米ニューヨーク州生まれ。カリフォルニア芸術大学、アリゾナ州立大学に学ぶ。46歳でデビュー作『氷の天使』を刊行、たちまち評判に

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