気候崩壊後の人類大移動

ガイア・ヴィンス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309254616
ISBN 10 : 4309254616
フォーマット
出版社
発行年月
2023年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;20

内容詳細

東京は亜熱帯化し、サハラ砂漠はヨーロッパまで拡大し、ニューヨークは水没する…10億人規模の移住を迫られる近未来。

目次 : 第1章 嵐/ 第2章 人新世の四騎士/ 第3章 故郷を離れる/ 第4章 移民を締め出す愚行/ 第5章 移民は富をもたらす/ 第6章 新しいコスモポリタン/ 第7章 安息の地、地球/ 第8章 移民の家/ 第9章 人新世の居住地/ 第10章 食料/ 第11章 エネルギー、水、材料/ 第12章 回復

【著者紹介】
ガイア・ヴィンス : サイエンス・ライター。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン人新世研究所名誉シニア・リサーチ・フェロー。『ネイチャー』誌や『ニュー・サイエンティスト』誌の元シニア・エディター。関心の対象は、人類と地球環境の相互作用。2015年、初の著書『人類が変えた地球―新時代アントロポセンに生きる』(化学同人)で、英国王立協会科学図書賞を女性ではじめて受賞。2020年、第二作『進化を超える進化―サピエンスに人類を超越させた4つの秘密』(文藝春秋)も、同賞の最終候補に選出

小坂恵理 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パトラッシュ さん

    このまま温暖化が進めば居住不可能地域が増え、移民が急増するとは以前から言われてきた。欧米では反移民運動が激化し、極右躍進の原因にもなっている。そうした気候難民は昔から存在しており、受け入れた土地ほど経済的に繫栄していると検証していく。まことに理性的な議論であり、ノストラダムスの予言よりも頷けるところは多い。しかし民族も宗教も肌の色も違う人びとが大挙して押しかけるのではと恐怖する者に対し、意見を変えさせる力はない。ウクライナやパレスチナで証明されている通り、人類の意思を決めるのは理性ではなく感情なのだから。

  • kinkin さん

    温暖化によって現在の地球環境が変化したとき、いやする前に人類はどうすればよいかを考え、一番現実的なのは人類が別の地域に移動することを提案。もうすぐ地球の人口が100億にんり、平均気温が平均4℃上昇するか世界各地域がどうなるのかをシュミレート。今朝のワイドショー見ていたらインタビューされた人が暑さについて聞かれて「もう開き直りしかありません」と堪えていたがまさにその通り。二酸化炭素のはお出を減らす世の中ではないと思う。物を作る、売る、運送する、宣伝する、消費する、廃棄する。 」

  • よしたけ さん

    気候変動影響を環境のみならず地政学見地からも検証。世紀末までに気温上昇を2度以内に抑える目標あるもほぼ不可能と多くの科学者が考える。2度上昇すれば夏季労働生産性が著しく落ち、熱波で死者が増え、多くの都市が住むのに適さない環境になる。気候変動の速度は0.42km/年で同気候を享受するにはこの速さで赤道から離れる必要がある。気候変動で人類大移動が予想されるが、移民問題に警鐘を鳴らし、移民受入れによるメリットを力説。打開策として光を反射する人工雪を氷河に吹きつけることで気温上昇を抑えられるというアイデアも披露。

  • kan さん

    気候難民climate refugeesという言葉を初めて聞いたのはコロナ禍よりも前で、その頃はそんな大袈裟な、局地的なものでしょう、としか思っていなかった。しかし今、世界各地の熱波や山火事や洪水や干魃、紛争による移動、グローバルサウスの人口増加と貧困を考えると、気候変動による大量移住は現実味をもってきていると思う。本書で紹介しているチャーター都市やシーステディングなどは新都市構築の方法としてはあまりに実験的すぎる印象だが、それらも含めあらゆる方策で立ち向かう必要があるほどの危機だということを認識した。

  • coldsurgeon さん

    地球温暖化により気温がこのまま上昇してし続けた場合の地球の未来像を提示し、人類の生き残り戦術を示している。現在の地球が抱えている最大の問題は、生物多様性の喪失と気候変動だ。気候変動の影響を受けて、貧困国から富裕国への移民という形で大移動が始まっている。人類の歴史を振り返れば、大移動は繰り返し起きてきたことであり、その上で、移民を受け入れる生活環境の準備が必要なのだ。さらに生物多様性を回復させるために、食事を肉類魚類の摂取を控える携帯に変化させ、多様な植物が生育できるようにしなくてはいけない。大変だな。

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