カート・ヴォネガット

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はい、チーズ 河出文庫

カート・ヴォネガット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309464725
ISBN 10 : 4309464726
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
381p;15

内容詳細

「さよならなんて、ぜったい言えないよ」バーで出会った殺人アドバイザー、夫の新発明を試した妻、見る影もない上司と新人女性社員……やさしくも皮肉で、おかしくも深い、ヴォネガットから14の贈り物。

【著者紹介】
カート ヴォネガット : 1922年、インディアナ州インディアナポリス生まれ。現代アメリカ文学を代表する作家。1950年、「バーンハウス効果に関する報告書」でデビュー。2007年、死去。享年84。著書に、長編、短編集多数

大森望 : 1961年、高知県生まれ。翻訳家、書評家。責任編集を務めたアンソロジー“書き下ろし日本SFコレクションNOVA”全10巻で第34回日本SF大賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • NAO さん

    【戌年に犬の本】カート・ヴォネガット初期短編集。「耳の中の親友」は、なんだか星新一が書きそうなブラックユーモア。「FUBAR」や「説明上手」は、オー・ヘンリー風のウィットに富んだ作品。「ナイス・リトルピープル」には宇宙人が登場して、ヴォネガットの宇宙人好きがすでに感じられる。犬が登場するのは「新聞少年の名誉」だけだが、短い話の中にいくつかのトラップが仕掛けられたミステリ仕立ての話は、ヴォネガットにしてはかわいらしい話という印象を受けた。

  • 南雲吾朗 さん

    カート・ヴォネガット初読み。13の短編集。円城塔氏が帯を書いていたため購読。どの短編も面白い。スローターハウス5を読まねば…。

  • hanchyan@住みなすものはこころなりけり さん

    ごく当たり前なはなしだが、どんな名人上手にも修行時代は必ずあるわけで、カート亭ヴォネガッ朝師匠もまた然り。伸び盛りの俊英の独演会みたいな本書には、怪談あり人情噺ありで飽きさせない。短いはなしの中に必ず『価値観の反転』があり、キレイに落とす。後の名人上手は『寿限無』も上手いわけですよ。さすが。もちろん与太話(SF)もあるが数は控えめで、とは言えその少ない中のひとつ「化石の蟻」が、なんかこう最もヴォネガッ朝師匠ぽいあたりが「やっぱりな〜」感(笑)。いずれにせよ、人間を観る目が「冷たいと同時に温かい」師匠の芸。

  • ヘラジカ さん

    『人みな眠りて』を先に読み、とても良かったのでこちらも文庫化を機に購入。表紙は可愛らしいんだけど、本としては 『人みな〜』と姉妹感があるので、やっぱり単行本の方で揃えれば良かったかなと思わないでもない。文庫が出たことで単行本版の値段が下がるのを期待したい。長編と違って気軽に読めるし、ほぼ全作品に善意が通底しているので楽しくて和む。でも収録作品的には『人みな〜』のが質が高いように感じた。「エド・ルービーの会員制クラブ」とかちょっと長すぎるし。でも「FUBAR」「ヒポクリッツ・ジャンクション」なんかは好き。

  • そふぃあ さん

    どの短編集でも話が変わるたびに集中力が切れてゆっくり読みがちなのだけど、ヴォネガットの未発表作品を集めたこの短編集は、彼の中ではお蔵入りのはずなのにどれも面白くて、グイグイと読めてしまったからすごいと思う。人間喜劇と愚行のユーモア。ほろ苦くてもどこか笑える、コーヒーに溶ける角砂糖のような作品たち。敢えて選ぶなら、「ヒポクリッツ・ジャンクション」「鏡の間」「小さな水の一滴」が特に良かった。

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