カーク・ウォレス・ジョンソン

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大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件 なぜ美しい羽は狙われたのか

カーク・ウォレス・ジョンソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784759820133
ISBN 10 : 4759820132
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
381p;20

内容詳細

死んだ鳥を大量に盗む?いったいぜんたい、だれがそんなことを?大英自然史博物館から忽然と姿を消した鳥標本。色鮮やかな羽を持つ鳥はなぜ盗まれたのか?Amazon.com、BuzzFeed、Forbesなどで2018年の年間ベストブックに選出!2019年アメリカ探偵作家クラブ賞ノンフィクション部門、2019年英国推理作家協会ゴールド・ダガー賞にノミネート!

目次 : 第1部 捕われる鳥、裕福な人(アルフレッド・ラッセル・ウォレスの試練/ ロスチャイルドの博物館/ 羽飾りファッションの大流行 ほか)/ 第2部 トリング窃盗事件(ロンドンでの日々/ 博物館侵入計画/ 窓破り事件 ほか)/ 第3部 真相究明(国際毛針制作シンポジウム/ 自然史標本はなぜ重要か/ タイムマシンに出合う ほか)

【著者紹介】
カーク・ウォレス・ジョンソン : 文筆家。『ザ・ニューヨーカー』『ニューヨーク・タイムズ』『ワシントン・ポスト』『ロサンゼルス・タイムズ』などに寄稿。米軍撤退後のイラクで、米軍に協力したイラク人の通訳や医療関係者が迫害を受けているのを知り、その人たちを難民としてアメリカに呼び寄せるNPO活動を展開。2013年に出版されたデビュー作To Be a Friend Is Fatalはイラク戦争と難民救済活動の体験を綴ったメモワールで、好評を博した

矢野真千子 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • キムチ27 さん

    邦題で損?他の題名もあったろうに。犯人が鳥の羽の美しさに魅せられた点には同情も余地無い。犯人らをアスペルガーの診断に繋ぐも、そうではなかったと判明。あくまでも判断は人為的、異なる世代の医師らが集えば精神障害に対する考え方は変わることもあるという事でDSMに組み込まれたアスペルガー症候群は取り下げられたそうな。まぁ、精神医学の判断に変更不可なものはないという事だろう。難民支援で疲弊した筆者が、人生に実りあるものを求めて取り組んだ事件解明のなりゆきは面白く、一気読み。犯人写真がぼかし無しの掲載には驚く

  • 星落秋風五丈原 さん

     人には三種類いる。 とにかく取る(あるいは盗む)のが好きな人。捕る(盗る)ことで完結する。 とにかく売りさばいて金を儲けるのが好きな人。 とにかく自分で所有したい人。この三方がぴたりとはまると盗まれてもなかなか世に出てこない。本編のキーアイテム、羽毛もそうだ。ましてやばらばらにしたらどれがどの個体のものかなど照合が難しい。そもそも羽毛の持主である鳥たちももといた場所から不当に連れ去られてきた。本編はチャールズ・ダーウィンとほぼ同時に進化論を発見したアルフレッド・ラッセル・ウォレスの冒険から始まっている。

  • pohcho さん

    博物館強盗のノンフィクション。ウォレスの採集探検から始まり、ロスチャイルド家のコレクション、羽根飾りファッションの大流行、釣り用の毛針作成まで。事件の背景が歴史に遡って深掘りされる前半からひきこまれた。釣りをしないのに何故毛針作りに夢中になるのか理解できないが、ネットを通じてマニアがつながって狭い世界で盛り上がり、おかしくなる人が出るというのはとても現代的な構図。後半、著者が独自で調査をし犯人や関係者に迫っていくくだりも胸に迫った。真相は闇の中だが、一つの事件を様々な角度から描きとても読み応えがあった。

  • たま さん

    鳥類標本盗難事件。犯人(毛針作りが趣味で副業のフルート奏者)が逮捕されアスペルガーで執行猶予になり捜査は終了しているが、著者はそこから調査を始め事件の背景を描く。ウォレスの19世紀マレー諸島での鳥類採集、金にあかせて標本を蒐集したロスチャイルド、羽根飾り帽子の大流行、フライフィッシングの上流階級気質など19世紀の暗部がたっぷり。セルフメイドマン気取りで規範意識の低いアメリカの毛針業界も活写される。犯人も犯行の様態も被害の考え方も著者の推論にとどまるが、それ故読んだあと考え込まされる、知的な刺激に満ちた本。

  • がらくたどん さん

    綺麗な珍しい鳥の羽毛で誰も持っていないようなサイコーにイカス毛針が作りたかった少年は、テキトーな計画と子供騙しの装備で「綺麗な珍しい鳥の羽毛がいっぱいある場所」を目指す。バレないだろうから盗ってこよう!もしかしたら発端は本当にそんな子供っぽい無茶苦茶な欲求だったのかもしれないが徐々に金儲けと所有欲にまみれたドロリとした景色が浮かび上がる。博物館から大量の希少標本が盗まれ愛好家に売りさばかれた事件の真相解明に、本業に行き詰った調査ルポ未経験の素人(著者)がのめり込んでいく過程もちょっぴりうさん臭くて面白い。

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文筆家。『ザ・ニューヨーカー』『ニューヨーク・タイムズ』『ワシントン・ポスト』『ロサンゼルス・タイムズ』などに寄稿。米軍撤退後のイラクで、米軍に協力したイラク人の通訳や医療関係者が迫害を受けているのを知り、その人たちを難民としてアメリカに呼び寄せるNPO活動を展開。2013年に出版されたデビュー作T

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