新たなる傷つきし者 フロイトから神経学へ、現代の心的外傷を考える

カトリーヌ・マラブー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309247670
ISBN 10 : 4309247679
フォーマット
出版社
発行年月
2016年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

過去も幼児期も個人史もない新しい人格が、脳損傷からつくられる可能性を思考。フロイト読解をとおして、現代の精神病理学における、“性”から“脳”への交代現象の意義を問う画期的哲学書。

目次 : 序論/ 第1部 神経学の下位におかれる性事象(因果性の「新しい地図」/ 脳の自己触発/ 脳損傷―神経学的小説から意識不在の劇場へ/ 先行段階なき同一性/ 精神分析の異議申し立て―破壊欲動なき破壊は存在しうるか)/ 第2部 脳事象の無力化(フロイトと“あらかじめ存在する亀裂の線”/ 心的出来事とは何か/ 「リビドー理論」そして性事象の自身に対する他性―外傷神経症と戦争神経症を問い直す/ 分離、死、もの フロイト、ラカン、出会いそこね/ 神経学の異議申し立て―「出来事を修復する」)/ 第3部 快原則の彼岸をめぐって―実在するものとしての(治癒や緩解には最悪の事態を忘れさせるおそれがある/ 修復の両義性 弾性から復元性へ/ 反復強迫の可塑性へ/ 偶発事故の主体)/ 結論

【著者紹介】
カトリーヌ・マラブー : 1959年生まれ。哲学者。現在、英キングストン大学近代ヨーロッパ哲学研究センター(Center for Research in Modern European Philosophy)教授。ヘーゲルやハイデガーの存在論哲学の研究から出発、ジャック・デリダの指導の下で執筆した博士論文(『ヘーゲルの未来―可塑性・時間性・弁証法』原著1994年刊行)で取り出してみせた「可塑性」の概念を軸に研究活動を展開。2000年代以降は“脳”への関心を強め、現代神経科学の成果に照らして脳の「可塑性」の意義を分析しつつ、「物質的なもの」にもとづく精神哲学の可能性を探究している

平野徹 : 1967年生まれ。ストラスブール大学哲学部修士課程中退。仏語翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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