カジミール・マレーヴィチ

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無対象の世界 新装版 バウハウス叢書 11

カジミール・マレーヴィチ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784805510612
ISBN 10 : 4805510617
Format
Books
Release Date
June/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

抽象絵画の先駆者でありロシア・アヴァンギャルドを代表する芸術家、マレーヴィチによるシュプレマティズムの芸術論。無対象絵画の追求から、一方で病理学的な語彙による現代美術(教育)論、他方において無対象としての世界という哲学へと至るその特異な抽象思考は、本書によって西欧へ伝えられ衝撃を与えた。第一部「絵画の付加的要素の理論序説」、第二部「シュプレマティズム」、および第一部のロシア語版草稿の翻訳を附録として収録。20世紀美術史における重要な自己証言。

目次 : 第1部 絵画の付加的要素の理論序説/ 第2部 シュプレマティズム/ 1926年の未公刊ロシア語版原文翻訳

【著者紹介】
カジミール・マレーヴィチ : 1879‐1935。ロシア帝国領ウクライナ・キエフ生まれの芸術家。1910年代初めよりキュービスムや未来派などの影響下で様々な絵画様式の制作を試み、1910年代半ばに具体的な対象描写を徹底的に排した無対象表現のシュプレマティズムに至る。1918年からペトログラード(現サンクトペテルブルク)とモスクワのスヴォマス(国立自由芸術工房)で、1919年からはヴィテプスクの芸術学校で、芸術教育に携わる。1920年に同校で芸術団体「ウノヴィス」を結成。その後、ペトログラードの芸術文化美術館に移り、1923年に同館長となり、ギンフク(国立芸術文化研究所)に改組(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roughfractus02

    「ミロのヴィーナスはその堕落を如実に示す」とされ、「ミケランジェロのダヴィデ像は醜悪である」と断ずる著者は、絵画が対象やテーマに汚され、絵画自身が抑圧されていると主張する。物や対象を描くテーマ設定を付加的要素とし、絵画自身を色彩とファクトゥーラ(テクスチャー)から始めるという著者の姿勢の背景には、王侯貴族やブルジョア階級の支配する美術界の批判、写真や映画の出現と視覚芸術の変容があるという。「絵画の付加的要素の理論序説」と「シュプレマティズム」の2部構成の本書を読むと初めて目を開く赤ん坊のような感覚になる。

  • びす子ちゃん

    第二部シュプレマティズムに、無対象絵画とはなにかわかりやすくまとまっている

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