オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史 2 ケネディと世界存亡の危機

オリバー ストーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152093721
ISBN 10 : 4152093722
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
追加情報
:
424p;19

内容詳細

第二次大戦後、東西陣営の冷戦構造という新たな火種を作ったのは、ほかならぬアメリカだった。ケネディ大統領の時代に世界は核戦争の破局に直面する。アメリカの黒い歴史を暴く話題の超大作第2弾

「歩み寄りを見せたソ連に過度に怯え挑発を繰り返し、冷戦をもたらしたのはアメリカ」
「『アメリカにどれだけの利益をもたらすか』という観点のみで他国を評価し、軍事介入を繰り返した」
「キューバ危機に際して大量の核兵器を使用する臨戦態勢に入り、全面核戦争への突入も辞さなかった」
「ノーベル平和賞を受けたキッシンジャーは、東南アジアやラテンアメリカ諸国への『残忍な』軍事攻撃を指示した張本人」


第二次大戦後、世界が全面核戦争に瀕したキューバ危機は、冷戦で対立するソ連との対話路線を模索したケネディ大統領にも防げなかった東西緊張の頂点で、現代史有数のハイライトである。しかし、そのきっかけとなった冷戦は、通説とは異なりアメリカが主導していたものだったし、実はアメリカは一再ならず、核戦争の瀬戸際に世界を追いやっていたのだ。さらにこのころ、ラテンアメリカ、朝鮮半島、東南アジア、中東の国々を軍事介入という形でいいように操り、アメリカは帝国の版図を表面的には穏便に広げていた――ベトナム戦争で泥沼にはまり、世界にその素顔の一端を明かすまでは。
「もしケネディが暗殺されなかったら」をいやおうなく考えさせられる、歴史超大作第2弾(全3巻)。




【著者紹介】
オリバー ストーン : アメリカの映画監督・脚本家・映画プロデューサー。『プラトーン』『7月4日に生まれて』でアカデミー賞監督賞を2度受賞。ほかに『ウォール街』『JFK』といった作品が著名

ピーター・カズニック : アメリカン大学歴史学部准教授、同大学核問題研究所所長

熊谷玲美 : 翻訳家。1975年生。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修士課程修了

小坂恵理 : 翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業

関根光宏 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    第2巻になると、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソンとキッシンジャーといった観点からの歴史をみなおしています。著者の映画などを見るとこの中身もある程度予想がついて、ある程度割り引いて読まなければ成らないところもあるように感じます。正史というよりも読み物として楽しんで読んだほうがいいのでしょう。

  • かんちゃん さん

    【Booklive!】第2巻では、トルーマン、アイゼンハワー、ケネディ暗殺を経て、ニクソンに至る米ソ冷戦時代を語る。論調はかなり批判的であり、多少割り引いて読む必要があるのだろうが、仮にこれが事実ならとんでもない話だ。核兵器を後ろ盾にした内政干渉と脅迫行為、CIAを使った裏工作と捏造。バカ正直な私には、政治や外交は到底出来ないと今更ながら感じた。愛想笑いを浮かべながら米国に付き従う戦後日本は、未だに米国の傀儡でしかないのだろうか。第3巻を読むのが気が重くなってきた。

  • しーふぉ さん

    アメリカが唱えていた門戸開放とはアメリカの企業による収奪が目的だったようだ。

  • ふぇるけん さん

    冷戦時代〜ニクソンまでのアメリカの黒い歴史。この本を読むと現在に至る世界の紛争の多くはアメリカが引き起こしたものではないかとすら思えてくる。普通のアメリカ国民には見えない闇はどこまで深いのだろうか。。。原発や安保の経緯についても少しだけ触れられていた。原子爆弾にナパーム弾にクラスター爆弾、現在その残虐性を非難されている武器のほとんどがアメリカによって使用されたのは事実。同盟国である日本も、盲従するだけではいけないんだろう。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    本巻のみあったので借りた。「原子力を軍に委ねてはならない」(18頁)とある。してみれば、冷戦とは米ソ対立であった。今の冷戦は、放射能と事故の関係のようなものにも見えてくる。ヘンリー・sウォレス商務長官は、「原爆に頼る者は、いずれ原爆で滅びる」(45頁)と警鐘を鳴らしている。原爆は今では原発と置き換わっている。しかし、核実験をして我が国は、我が国は・・・と我利を貪るだけでは世界平和はいつになっても訪れない。軍縮でいかねば。アイゼンハワーはatoms for peaceといった(146頁)が、それは破滅の道。

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人物・団体紹介

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オリバー ストーン

1946年、ニューヨーク市生まれ。アメリカの映画監督・脚本家・映画プロデューサー。ベトナム戦争で陸軍兵として従軍した経験をもとに、代表作『プラトーン』と『7月4日に生まれ』で戦争の非人間性を暴き、アカデミー賞監督賞を2度受賞した。さらに、『JFK』、『ニクソン』では、米国の政治の暗部を描き、『ウォー

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