オラフ・ステープルドン

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スターメイカー ちくま文庫

オラフ・ステープルドン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480435651
ISBN 10 : 4480435654
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
448p;15

内容詳細

肉体を離脱した主人公は、時間と空間を超え、宇宙の彼方へと探索の旅に出る。訪れた世界で出会った独自の進化を遂げた奇妙な人類と諸文明の興亡、宇宙の生命の生成と流転を、壮大なスケールと驚くべきイマジネーションで描いた幻想の宇宙誌。アーサー・C・クラークやスタニスワフ・レム、J・L・ボルヘスをはじめ多くの作家に絶賛され、多方面に影響を与えてきた伝説の作品を全面改訳で贈る。

目次 : “地球”/ 星間を翔ける/ “別地球”/ ふたたび宇宙へ/ 数限りなき世界/ “スターメイカー”の兆し/ さらに多くの世界/ 探索者たち/ 諸世界の共同体/ 銀河のヴィジョン/ 星と禍害世界/ 成長を阻まれた宇宙神霊/ はじまりと終わり/ 創造の神話/ 創造主と諸作品

【著者紹介】
オラフ・ステープルドン : イギリスの作家、哲学者。1886年生まれ。初の著作『現代の倫理学』を発表した翌年、『最後にして最初の人類』(1930)で注目を集め、『スターメイカー』(1937)など、独自の哲学的思弁とヴィジョンに満ちた壮大な宇宙年代記は読書界に衝撃を与えた。1950年没

浜口稔 : 1953年沖縄県生まれ。明治大学理工学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Shun さん

    SF史におけるまさに神話的大作とでも言うべき壮大さと難解さを兼ね備えた、ステープルドンの代表作が待望の新装復刻。一度は読んでみたいSF小説の1つでしたが、難解な哲学的思索に理解が追い付かない場面が多く「三体」よりも苦労し、スタニスワフ・レムの小説に近い印象。読者は宇宙の歴史を俯瞰し飛び越えながら数多の生命、そして文明が辿った道のりを辿っていくわけですが、そのガイドとなる集合意識に便乗し壮大な旅を体験します。それはまるで人の意識を保ちながら精神だけが時空を超えて宇宙を旅をしたような高揚感に満ちた経験だった。

  • 姉勤 さん

    相対性理論や量子力学が萌芽し出した1930年代に、最近のマルチバース理論やインフレーション宇宙を想起させる、遠大な宇宙精神を"感知"し、記した、奇書。幽体離脱した「わたし」が他の星系意識体と接触し、昆虫、植物、宇宙船、ハイブリッドな生物から進化した知性体たちの興廃をヴィジョンとして経験する、精神の融合は、それは星の意思であり、星は星団、星雲、銀河、銀河群と集まり、滅びや残酷も、進化のための正解とする知性の集合や相剋によって究極的に膨張(もしくは縮退)した"スターメイカー"と’わたし’はどうなるのか。

  • だまし売りNo さん

    宇宙の果てや進化の果てを描く壮大なSF。

  • 小太郎 さん

    SFの歴史的名著というので読みましたが、これは時間が掛かった!話としては主人公が幽体離脱して宇宙の深淵を旅し訪れた世界で出会った異なる人類、文明にたいする哲学的思索が話の縦筋。ただ思弁的な内容と形而上学的な部分が多すぎてリーダビリティがそんなにあるわけではありません。でも1930年代にこれだけの壮大なSFが出来ていたことに驚きます。たしかにこの後の神や創造主などに関わる小説に絶大な影響を与えたのは間違いないと思いました。

  • Pustota さん

    圧倒的な時空間のスケールで描かれる、眩暈がするような神話。暗く静かな宇宙空間を彷彿とさせる、淡々とした物語。無慈悲で、なのに希望も感じる、そんな宇宙の姿があった。まだスターメイカーは、私にはとらえられない。「不毛だ、不毛にして些末なのだ、これらの世界は。それでもその経験は不毛ではないのだ」(343頁)

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